小瀧達郎気紛れ日記


by tatsuokotaki

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ガラス越しの冬  2018/11/26

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# by tatsuokotaki | 2018-11-28 03:29 | Trackback | Comments(0)

休日   2018/11/25

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どこにも行かない日曜日。
たまには気分をかえて、ウィーンのカフェ・ハヴェルカ風にコーヒーをトレーにのせて朝食。静かな冬の朝のひと時。

# by tatsuokotaki | 2018-11-28 03:16 | Trackback | Comments(0)

Winter Flavor 2018/11/24

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# by tatsuokotaki | 2018-11-24 12:08 | Trackback | Comments(0)

Desolation Row 2018/11/12

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曠野に立って、ボブ・ディランのDesolation Rowという長い曲を思い出した。
あれだけ長い歌詞を憶えているだけでもすごい!


# by tatsuokotaki | 2018-11-15 18:00 | Trackback | Comments(0)

北国の町で  2018/11/11

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太陽が山あいに入ると急に気温が下がりはじめた。

薪ストーブの火が恋しいような北国の町。

夜が長くなった。


# by tatsuokotaki | 2018-11-15 17:52 | Trackback | Comments(0)

ねじ式の風景   2018/11/9

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# by tatsuokotaki | 2018-11-09 01:29 | Trackback | Comments(1)

ねじ式   2018/11/03

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# by tatsuokotaki | 2018-11-03 01:47 | Trackback | Comments(2)

柘榴 2018/10/9

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雨風に耐えて実った街路樹の柘榴をひとつ頂いてきた。
その傷跡のなんと饒舌なること。

# by tatsuokotaki | 2018-10-09 15:43 | Trackback | Comments(0)

秋   2018/9/30

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台風接近。ハノイの撮影から戻って、矢継ぎ早にギャラリーのイベントがふたつ。なにやら忙しかった夏が過ぎて、ホッとひと息。


タイフーンの吹いている朝
近所の店へ行って
あの黄色い外国製の鉛筆を買った
扇のように軽い鉛筆だ
あのやわらかい木
けずった木屑を燃やすと
バラモンのにおいがする
門をとじて思うのだ
明朝はもう秋だ
      「秋」西脇順三郎


# by tatsuokotaki | 2018-09-30 18:52 | Trackback | Comments(0)

写真展終了  2018/9/19

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夏の終わりと共に、gallery bauhausの小瀧達郎写真展「Beyond Summer イギリスの夏へ」が先週土曜日終了しました。ご来場の皆様ありがとうございました。展覧会ではたくさんの方と話もできて、写真販売も目標を上回りました。
夏休み後の9月の展示期間が短かったので、終わってしまうのが少しさみしいような気もしました。
来年秋にはモノクロームのヴェネツィア展です。2月に最後の撮影に出かけてきます。
写真は週末に行った房総の浜金谷です。

# by tatsuokotaki | 2018-09-19 19:22 | Trackback | Comments(2)

小瀧達郎写真展「BEYOND SUMMER イギリスの夏へ」 2018/9/12

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小瀧達郎写真展「Beyond Summer イギリスの夏へ」
会期残り少なくなりました。どうぞお出かけください。
写真はLondon 1991

http://www.gallery-bauhaus.com

# by tatsuokotaki | 2018-09-12 10:44 | Trackback | Comments(2)

夏が終わる  2018/9/10

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ギャラリー・トークに代わる小室等さんにのコンサートも無事に終わり、雨の休日に久しぶりの遠乗り。
写真展「Beyond Summer イギリスの夏へ」も残すところ一週間。
今年の夏もそろそろ終わりですね。
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# by tatsuokotaki | 2018-09-11 01:10 | Trackback | Comments(0)

小瀧達郎写真展「BEYOND SUMMER イギリスの夏へ」2018/9/3

小瀧達郎写真展「BEYOND SUMMER イギリスの夏へ」gallery bauhausは明日9/4(火)より会期後半が始まります。
9/8(土)には展覧会に因んだ小室等コンサート「夏が終わる」も開催、まだ少し残席ございますので下記HPよりお申し込みください。

展覧会は9/15(土)迄です。お待ちしています。
http://www.gallery-bauhaus.com



# by tatsuokotaki | 2018-09-04 00:07 | Trackback | Comments(0)

ハノイで考えたこと  2018/9/1

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ハノイから戻って2週間。
いまスーザン・ソンタグの『ハノイで考えたこと』を読んでいる。
撮影したフィルムも未現像だし、まだ自分の頭の中の整理もつかない。
ただ時おり、肌に纏わりつくような熱気を孕んだ湿度の記憶だけが蘇ってくる。


# by tatsuokotaki | 2018-09-03 00:44 | Trackback | Comments(0)

ハノイ日記  2018/8/16

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ハノイの旅も残すところ一日となった。アジアの国は中国、韓国、インド、タイ、インドネシア、香港、パキスタンなど(いずれも依頼仕事だが)旅したが、ベトナムだけは昔から行きたいと思いつつ実現せずに今日まで来た。
自費で行く旅はいつも自分の作品撮りを優先してしまうので、それもベトナムがぬけてしまった原因のひとつかもしれない。今回の旅は写真が撮れるかどうかはまったく未知だったが、そのときはバカンスに切り替えるくらいの気持ちでやって来た。カメラはローライフレック1台とT-MAX60本、記録用にオリンパスとリコーGX200の合計計3台のみという軽装備。結果的に120ロール・フィルム35本ほどを使った。
2週間ほどの滞在で多くは語れないが、いま「夏の闇」という言葉が頭にこびりついている。これはいわずと知れた開高健の小説のタイトルだ。出発前に『ベトナム戦記』を読み返し、旅には『輝ける闇』をもって来た。いずれもベトナム戦争体験から生まれた傑作だ。
今回のベトナムはハノイのみであったが、ハノイの印象は日本の終戦後と平成の風景が同居しているという感じだ。終戦後の風景はボクの実体験ではないが、ハノイの旧市街にはそんな風景が見られ、中心部を少し離れると日本のゼネコンの手になる高層マンションが天高く聳えていた。
アジアの街ではよく見られるが、ベトナム人も路上に近い生活が好きらしく、店の内外問わずお風呂の椅子のように背の低い椅子に座って背中を丸めながらフォーをすすっている。インドほどではないにしろ、人生の大半が路上に展開されている。
街中の水路や掘割は淀んで異臭を放ち、紅河の河川敷にはつげ義春の作品にでてくるような、バラック小屋が点在していた。街は活気があるが、貧困は路上に溢れている。わずか2週間の滞在で何がわかるのかと言われそうだが、ベトナム人は物腰が柔らかで静かな印象だが、どこか心の奥に闇を感じさせる。敗戦国日本にもかつてはそれがあったのかもしれないが、長年の植民地、ベトナム戦争などの歴史がベトナム人の心になにかしらの影のようなものを植えつけてしまったのだろうか。
今年の東京はすさまじく暑くて、ハノイは例年になく気温が低いという。とはいえ肌にねっとりとまとわり着くような亜熱帯の湿気は堪えるものがあった。開高健の小説をハノイで読むと実にリアリティがあるが、この亜熱帯のジャングルでアメリカ兵が正気でいられるとは到底思えず、アメリカの兵力、財力を持ってしても勝負は最初から見えていたのではと思った。
今回のハノイの旅が、次の写真のテーマになりえるのか否か、フィルム写真は現像してのお楽しみということになる。

# by tatsuokotaki | 2018-08-17 02:00 | Trackback | Comments(0)

ハノイ日記  2018/8/15

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炭火で焼いた豚肉と大根やにんじんの薄切りが入ったつけ汁に、米粉の麵をひたして食べるブンチャー。
フォーは日本でもポピュラーだがこれはハノイに来てはじめて食べた。山盛りの野菜と揚げ春巻きのセットが450円。ハノイ旧市街の人気店ダック・キム(冷房なし)で汗だくになって食す。
レタスを良く見たら小さな青虫がついていたが、農薬なしの証拠だから青虫くらい気にしない。昔、パリのカルチェ・ラタンのベトナム料理店で白いテーブルクロスに何やら動くものがあったのでよく見たら、野菜を盛った皿から無数の虫が四方に這い出していたことを思い出した。
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# by tatsuokotaki | 2018-08-15 02:09 | Trackback | Comments(0)

ハノイ旅日記  2018/8/6

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ハノイの旧市街を歩く。路上はまさに人生劇場。映画を観るより面白い。



# by tatsuokotaki | 2018-08-07 01:46 | Trackback | Comments(0)

泰山木 2018/8/5

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ハノイのメトロポールホテルの部屋にさりげなく活けられた泰山木。
南国らしいほのかに甘い香りが部屋を満たしている。

# by tatsuokotaki | 2018-08-06 02:57 | Trackback | Comments(0)

小室等コンサート「夏が終わる」2018/8/4

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gallery bauhausの小瀧達郎写真展「BEYOND SUMMER イギリスの夏へ」に因んで、小室等コンサート『夏が終る』を開催します。   

小室等さんは日本のフォーク・シンガーの草分け的な存在ですが、バンド“六文銭”を経て1975年には井上陽水、吉田拓郎、泉谷しげるとフォー・ライフ・レコードを設立しました。自身のアルバムでは詩人の谷川俊太郎氏とともに、多くの作品を世に送りだしてきました。今回のコンサートは、その中から夏をテーマにしたアルバム「いま生きているということ」(詩 谷川俊太郎)の曲を中心としたライブです。アルバム収録曲「おはようの朝」は連続TVドラマ「高原へいらっしゃい」のテーマ・ソングとして使われヒットしました。最新アルバム「プロテストソング2」(詩 谷川俊太郎)からも数曲演奏していただきます。

詳細→http://www.gallery-bauhaus.com



# by tatsuokotaki | 2018-08-04 01:07 | Trackback | Comments(0)

BEYOND SUMMER イギリスの夏へ  2018/7/30

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台風一過で再び暑い夏が戻りましたね。gallery bauhausの写真展「BEYOND SUMMER イギリスの夏へ」も明日7/31(火)で前半を終了します。
8/1~9/3はギャラリーが夏休みとなり、その間、私はベトナムのハノイへ撮影に行ってきます。
写真展後半は9/4~9/15です。しばらく間が空きますが、忘れずに観に来てください。おまちしています。



# by tatsuokotaki | 2018-07-30 23:46 | Trackback | Comments(0)

BEYOND SUMMER イギリスの夏へ  2018/7/7

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海辺の喧噪から逃れて湖水地方の山の中の一軒宿へ。
聞こえるのは鳥の声だけ。
夏なのにヒーターを入れるほど温度が低い。
イギリスの静かな日々。

小瀧達郎写真展「Beyond Summer-イギリスの夏へ」





# by tatsuokotaki | 2018-07-07 02:09 | Trackback | Comments(2)

BEYOND SUMMER イギリスの夏へ  2018/6/20

今日からgallery bauhausで小瀧達郎写真展「BEYOND SUMMER イギリスの夏へ」が始まりました。1979年から撮り始めたイギリス集大成といった内容です。この展覧会のために新たに約50点をプリント。以下は展覧会用のステートメントです。

ーBEYOND SUMMER イギリスの夏へー

はじめてのイギリスの旅からまもなく40年になる。パリで数ヶ月を過ごした後、旅費を節約するためにバスでカレーまで行き、フェリーでドーヴァー海峡を渡った。カルチャー・ショックに加え、言葉が理解できず生活習慣も異なるパリでの生活は、日々この上ないストレスをぼくの中に蓄積させていった。

当時のパリは、日本人に対する認識も現在とずいぶん違っていたし、メトロの車内や道ですれ違う人々の視線も険しかった気がする。それでも毎日パリの街を歩きながら、必死になって写真を撮った。

パリでのそんな日々を過ごした後に訪れたイギリスは、その時のぼくにとってはまるで天国のごとき平穏で安らぎに満ちた国に思えた。街中にはパリにはない緑が溢れ、道行く人々は目が合うと微笑を返してくれた。

イギリスへの旅の目的のひとつは、トニー・レイ・ジョーンズ(注)の写真集を見て憧れていた海辺の街ブライトンに行くことだった。いまになって思うと、ぼくとイギリスとの関わりの原点はまさにここにあるといえる。今回の展示にもブライトンの写真は何点か含まれているが、それ以外にもアイルランドやスコットランドを含め、英国の海辺の街はあちこち旅をして写真におさめてきた。

一階の展示「Journey Through the Past」は過去のイギリスの旅のダイジェスト的な内容になっている。地階の展示「Beyond Summer」は2014年から2017年の夏に撮影した新作である。

ブライトンは近年やや洗練されすぎた気がするが、イギリスの北西部のアイリッシュ海に面したブラックプールにはひと昔前のイギリスの海浜行楽地のレトロ感が漂っていて、とても好きな街だ。忘れられたような海辺の行楽地を舞台にしたレイ・ブラッドベリの短編小説『こびと』は、見世物小屋のこびとや刺青男などが登場するファンタジーだが、昔のブライトンやブラックプールはまさにブラッドベリが描く世界そのものといえる。

展示写真は2ヶ月程かけて、自身で丁寧にプリントしたものです。時間をかけてじっくりと観ていただけたらうれしいです。

                                                          2018年6月17日 小瀧達郎

(注)若くして白血病で亡くなったイギリス人写真家

http://www.gallery-bauhaus.com

         




# by tatsuokotaki | 2018-06-20 23:54 | Trackback | Comments(2)

写真展の準備  2018/6/13

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昨夜は徹夜でプリントして、本日ようやく最終作業のスポッティング。
今回は何十年分かのイギリス集大成ということもあって、プリント終了までけっこう長い道のりでした。
明日、マット装に出したら次は会場構成を考えます。
写真展は6/20(水)から、ぜひいらしてください。




# by tatsuokotaki | 2018-06-13 18:53 | Trackback | Comments(0)

暗室作業  2018/4/29

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海外に発注した印画紙が、チェコとドイツからやっと届きました。今回の展覧会で使いたい印画紙が製造中止になったため、在庫を探しまわって残りの一便はなんとノルウェイからやってきます。
ギャラリーに来るお客さんと話をしていると、FUJI FILMがモノクローム写真の感材の製造をやめることで、もうフィルム写真は終わりなのですねという人が結構います。その度に「いえいえ海外では新しい印画紙やフィルムを作るメーカーも出てきていて、銀塩写真がなくなることはありませんよ」と説明しています。
ボクは昔からFUJI FILMは使っていないので直接的な被害はないのですが、世界の一大企業となった会社が社名でもある商品をなくすにあたって、世の中の人に対して誤った認識を植え付けてしまうようなことはちょっと困ります。
販売不振だからやめるという企業の方針について、ボクのようなものがとやかく言う立場ではありませんが、コダックを追い越して一大企業となった会社なのですから、写真文化という観点からも、もう少しなんらかの配慮をしてくれたらなー、と思います。

プリント作業を始める前は、いつも数週間前から心の準備を始め集中力を高めていきます。暗室の引き伸ばし機その他の調整は万全。ネガやコンタクト・プリントを眺めながら心の準備もいい感じになってきてすでに数週間。集中力が切れそうになった頃に待ちに待った印画紙が届きました。
印画紙、現像薬品共に今回初めて使うものなのでまずはテストから始めないといけません。
もう40年もやっているのに、毎度のことながらモノクローム写真のプリントは難しい。細部にこだわり始めると全体像が見えなくなり、あたり障りのないつまらない写真になってしまいます。
デジタル・プリントなら容易にできることが、銀塩プリントでは儘ならない。ボクは基本はストレートなプリントを心掛けていますが、どうしてもマスクを作ってプリントしなければならない場合もでてきます。そんな時、ひとりで暗室で作業していると、どんどんドツボにはまってしまって、しまいに訳が判らなくなります。
最終判断はプリントを終えて、翌日フラットニング(平面出し)してからでないと決められません。銀塩写真の面白いところでもありますが、プリントした写真は生き物のように刻々と変化してゆきます。それゆえ、数日間は変化を見ながら、その間自分の頭も冷却して出来上がった写真をある程度客観視できるようにもっていきます。
長期的な観点でも、時間を経て変化しながら美しくなっていくところが銀塩写真の魅力でもあります。

ゴールデン・ウイークが始まりましたね。爽やかな新緑の風を受けながらドライブでもしたいところですが、連休は暗室作業で終わりそうな気配です。
次の展覧会は以下のような予定です。

Beyond Summer ーイギリスの夏へー
2018/6/20~  gallery bauhaus

2014~17年の夏にイギリスで撮影した写真展です。

# by tatsuokotaki | 2018-04-28 19:26 | Trackback | Comments(0)

ヴェネツィア日記  2018/2/1  曇り時々晴

ヴェネツィア一日目。
7:30に起きて、仕事の前にリアルト市場に食材の買いだしに行く。
ヴェネツィアのレストランの魚介類はけっこう臭かったりして感心できないが、リアルト市場には目移りするほど新鮮な魚介や野菜が溢れている。
旅行中とはいえ毎日高くてまずいレストランに行くことを思えば、ちょっとした手間をかけるだけで東京では味わえない食生活を送ることができる。おまけに驚きの安さとくればこれ以上の贅沢はない。
サン・ピエトロ(魚)、アスパラ、ミックス・ベジタブル、チーズ、サラミ、果物、ワイン、プロセッコ、切り花などを買ったが、東京でこれだけの買い物をしたらおそらく十倍近い金額になるだろう。
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一日目の撮影はリアルト市場前のトラゲット(渡し船)で対岸に渡って、サンタ・ルチア駅からカンナレッジオ地区を歩いた。
今日はあいにくの雨模様だが、曇り空は冬のヴェネツィアの風景に良く似合う。イタリア本土側の岸まで歩いて、雨に煙る海と本土ーヴェネツィアをつなぐ鉄道橋などを撮影した。
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夕方、アパ-トへの帰り道、路地裏のアンティーク・ショップで1950年代のムラーノ・ガラス、AVEM工房のエンジェルを見つけた。
値段を交渉してまけてもらったが、やさしそうな女店主はエンジェルがいなくなるのがさみしそうだった。
トラゲットには乗らずに、少し遠回りだがリアルト橋を渡ってアパートに戻った。
夕食はサン・ピエトロのソテー、ハム、サラミ、チーズの前菜とサラダ、白ワイン。写真も結構撮れたし、充実した一日だった。
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アンティーク・ショップで見つけたエンジェルと、パリの書店で買ったジェルメーヌ・クルルの写真集。

# by tatsuokotaki | 2018-04-21 13:29 | Trackback | Comments(0)

パリ~ヴェネツィア日記  2018/1/31

パリ9:35発のエール・フランスでヴェネツィアへ。
AFのラウンジで朝食を摂っていたら、隣に座っていた日本人女性に話しかけられた。
彼女はボクより少し歳上に見えたが、年に4回ひとりでポルトガルの乗馬学校に馬に乗りに行くという。日本にいるときも、毎日趣味の乗馬に明け暮れる羨ましい日々を送っているということだった。
ボクの周りにもご主人を亡くしてから、元気に自分の人生を楽しんでいる人が何人かいるが、あらためて女性ならではの柔軟さや逞しさを見た思いがした。
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ヴェネツィアは冷たい雨。
マルコポーロ空港からインターネットで予約しておいた水上TAXIでヴェネツィアへ。水上TAXIは日本からネット予約した方が確実だし値段も安い。
リアルト市場の船着き場でアパートのスタッフと待ち合わせて、市場から歩いて2~3分の部屋にチェック・インした。
ごみ出しやその他諸々、約3週間の滞在に関する説明をひと通り受けて、ブレーカーの場所も忘れずに聞いた。案の定、滞在中にブレーカーが落ちたがおかげで事なきを得たー洗濯機とトースターでブレーカーが落ちる。
去年まで何度か借りたサンマルコ広場に近いアパートは、部屋の前の道路に朝ゴミを出す方式だったが、ここでは午前中にごみ収集の人が廻ってきて全戸のインター・ホンを押すという。出し損ねた場合はリアルト市場にゴミの集積コンテナがあるので、そこに持っていく。
ヴェネツィアではいま、カモメがゴミを食い荒らす被害が問題になっているらしい。ボクたちの部屋は2階だからまだ良しとして、上層階に住んでいるお年寄りなどはさぞや大変なのではと思った。
後日談だが、道を歩いていると建物の上層階の部屋の窓からロープが下がっていて、レジ袋に小わけしたゴミをつりさげて出している光景を見かけた。
車が一切ないヴェネツィアなので、雨の日も雪の日も収集人が手押し車でゴミを回収して廻っている。
ヴェネツィアはすべからくアナログな街だが、日常生活の不便さに加え建物の老朽化や地盤沈下など、様々な問題を抱えている。しかしそんなあれこれをひっくるめても、この街が魅力的であることに変わりはない。
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荷物を整理してからサンマルコ広場まで散歩に出た。
リアルト市場の対岸には、実物を見たいと思っていた昨年のビエンナーレ作品、ロレンゾ・クインの「Support」がまだ残されていた。運河から伸びた巨大な手が、老朽化したホテルを支えている。
今回はリアルト市場が目の前なので、日常の食材調達は容易だが、今日はもう市場が終わっている。リアルト橋の近くのスーパー・マーケットで水や調味料など最低限のものをそろえた。
人それぞれ旅のスタイルがあるが、旅は100%非日常がいいという人もいるだろう。ボクも昔は旅は非日常がいいと思っていた。しかし最近は、旅先だからといって普段の自分とかけ離れた日々を過ごすのは何かしっくりこなくなった。それゆえいまは70%の非日常と、30%程の日常が混在する旅が理想的な旅のスタイルになっている。
写真は一夜漬けの知識などでなく、日々の生活のバック・グラウンドから生み出されるものと思っている。世界中どこにいても、気負いのない現在の自分を写真に反映できたら嬉しい。
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今日は妻が料理をパスしたいというので、いまヴェネツィアで大流行の日本の立ち食いそば屋風パスタ屋さんで、二人分のパスタを買ってアパートに帰った。味は思った通り最低でした。

# by tatsuokotaki | 2018-04-17 17:25 | Trackback | Comments(0)

パリ日記 1/30 曇り時々晴れ

パリも今日が最終日。
昨日に続いてサンジェルマン・デプレでアポロン像の撮影。今日も光が平坦な曇り空で、しばし雲の様子を見ることに。
午後2時まで粘って腹ペコなり。リュ・ド・セーヌのレストラン“Fish"に飛び込んでシャンピニオンのリゾットとイカと野菜のタイオリーニで昼食。
最後の客になってしまったが嫌な顔もせず、デザートとコーヒーも出してくれた。美味しくて感じの良い店だった。
食後再び撮影に戻って4時まで空の様子を見るが状況は変わらず。
撮影を切り上げてサン・シュルピス教会~リュクサンブール公園へ。園内をゆっくり歩こうと思ったら、冬なので5時に締め出された。
公園を出てポール・ロワイヤルのネイ将軍の石像へ。日が暮れてきて、こちらは理想的な光で写真が撮れた。
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そのあと夕暮れのモンパルナス通りをクローズリー・デ・リラ~ロトンド~ドーム~クーポールを経てモンパルナス・タワーまで歩く。
1979年に初めてパリに来た時は、DUROCのペンションからモンパルナス・タワーの下のINNOというスーパー・マーケットに毎日買い物に行った。
意地悪なフランス人と、毎日大変な思いで写真を撮っていたという記憶だけが鮮明に残っている。
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帰路は跨線橋の上からサン・ラザール駅の線路と駅舎の夜景を撮ってアパートに戻った。
待ち時間ばかりで収穫の少ない一日だった。
あすはいよいよヴェネツィアだ!

# by tatsuokotaki | 2018-04-12 23:34 | Trackback | Comments(0)

パリ日記  1/29 曇り

朝トースターを使おうとしたら、いきなり部屋のブレーカーがおちた。
ヨーロッパでアパートを借りると、一度の旅行中に必ずどこかでブレーカー騒ぎがある。そんなときのために、いまは旅行中いつもペンライトを持ち歩いて、チェック・インの際には忘れずにブレーカーの場所を聞くようにしている。以前、イギリスのブラックププールでは夜中にi-phoneの明かりを頼りに部屋のブレーカーを探し回ったこともあった。
フォークシンガーの高田渡は「うちなんかドライヤーかけるときは部屋ん中真っ暗で不気味だよ」といっていた。

今日はオルセー通りのエール・フランス・ミュージアム前からセーヌ河畔を西に向かって歩く。
いつもは全身が見えているアルマ橋のアルジェリア歩兵の石像が、増水で腰近くまで水に浸かっている。この石像はセーヌの水位を見る指標となっていて、水位が足までくるとセーヌ河岸の自動車道は閉鎖になる。1910年には増水があご髭まで達したそうだ。
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アルマ橋からサンジェルマン・デプレに移動して、デプレ教会前の建物の上にあるアポロン像の撮影。
去年の夏を含め何度も通って撮影しているが、なかなか思うような雲が出てくれない。
バス停のベンチに腰かけて雲待ちする我々を、いつもデプレ教会前にいるホームレスらしきおじさんが不思議そうな顔で見ている。
今日は結構寒くて体が冷えきってしまったので、近くのPAULに行って温かいコーヒーとトイレ休憩。そのあと、再び現地に戻ったが空の状況は相変わらずだった。
写真は一期一会的なものだと思っているし、ボクは気が短いので通常は何かを待って撮影するということはまずしない。それに過去の経験から、何かを待ち続けて思うような撮影ができたことなど一度もない。人生思うようにいかないということか。
今日はこれ以上待っても状況が変わりそうにないので、あきらめてセーヌ川の撮影に戻った。

# by tatsuokotaki | 2018-04-11 12:31 | Trackback | Comments(0)

パリ日記  2018/1/28 曇り

9時30分にアパートを出て、メトロに乗ってクリニャンクールの蚤の市へ。
今日は日曜なのでカメラは持っていても気分は休日モード。そう言いつつも「気分を切り替えたらいつもと違った写真が撮れるかな」などと有らぬ期待を込めて、いつのまにかまたシャッターを押している。
冬の午前中、クリニャンクールはまだ人が少なく開いていない店もある。ポールヴェール区の行きつけのカフェで早めのランチにした。
ボクたちが朝一番の客だったようで、女性スタッフに厨房の準備に15分ほどかかりますといわれたが、結局料理がでてくるまでに1時間程待たされた。
クリニャンクールは広くて丹念に見たら一日かかるが、今日は妻のおつきあいでヴィンテージの服を扱うSaraという店に直行した。
この店は業界では有名店で、ファッション・デザイナーの卵やヴィンテージ服の業者さんなどが買い付けやデザインを盗みにやってくる。いつも在庫が豊富で、60年代あたりのデッド・ストックのニットなどが安く見つかる。
いまの有名ブランドの服とデザインが酷似していて、あれ~、なんてこともよくあるが、昔の服の微妙な色調は現代の服にない独特の美しさがある。
今日は夕方から「冬のサーカス」を予約をしているので、クリニャンクールを2時過ぎにきりあげて一度アパートに戻った。
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“冬のサーカス”(Cirque d'Hiver)という名前は何と魅力的な響きだろう。
円形のサーカス小屋の外観はいままで何度も写真に撮っているが、冬しか興行しないこともあって公演を観るのは今回が初めてだ。
昔この近くに“クラウン・バー”というサーカスの芸人が集まる店があった。店内はサーカスを描いた天井画やクラウンの人形などで埋め尽くされ、サーカス好きには魅力的な場所だった。
その後、内装はそのままで日本人シェフの人気レストランになったが、今回前を通りかかったらすっかり様変わりしていた。詳細はわからないが以前のクラウン・バーは消滅してしまったようで、一昨年コーヒーを飲みに入ったときに店内を撮った写真が最後の思い出になった。
「冬のサーカス」はとても期待して観に行ったのだが、内容は観光客相手といった感じが強くてつまらなかった。
昔パリで観たサーカスはテントもとても小さかったけれど、観客の頭のすぐ上を空中ブランコが飛んだりして、逆にすごくリアリティがあった。
道化師たちもフェリーニの映画にでてきそうな感じで、ユーモア、ペーソスに加えどこかオドロオドロしさを感じさせて想像力をかきたてられた。
あんなサーカスはもうないのかもしれないが、“冬のサーカス”では唯一、白馬にまたがったジプシーの女芸人が、周囲を威圧するような圧倒的オーラを放っていてよかった。

# by tatsuokotaki | 2018-04-07 19:57 | Trackback | Comments(0)

パリ日記  2018/1/27 曇り

朝、カーテンを開けると窓の外は霧がでていた。
アパートの屋上にあがって、部屋のうしろ側に位置するサクレ・クール寺院と、所々の煙突から煙が立ちのぼるパリの家並みを写真に撮った。
b0011771_15515723.jpg
アパートで朝食を済ませて、今日はモンマルトルの丘を重点的に歩いて撮影する予定。ピガールの通りから坂を上って映画「アメリ」のロケに使われたカフェの前を通って丘の上をめざす。
坂の途中の花屋さんでは店の外までミモザが溢れ、あたり一面を黄色く染めていた。
土曜日のせいかモンマルトルは住人らしき買い物客の姿も多く、道路ではアイリッシュ音楽を奏でるオジサンたちの楽団が演奏していたりしてお祭り気分に溢れている。
パリはどこにいっても観光客を見かけるが、モンマルトルにいると古き良きパリを髣髴とさせる風景や、パリジャンの生活感が垣間見えて、サンジェルマン・デプレさえ遠い国に思えてくる。
世界中の言語で「愛してる」が刻まれた”ジュテームの壁”の広場では牡蠣祭が開かれていて、来訪者が屋台の前で生牡蠣を食べながら楽しそうにシャンパンを飲んでいた。
b0011771_15563774.jpg
今日はデジタルカメラで写真を撮るのを極力やめて、ライカでの撮影に集中した。
サクレクール寺院のテラスから霧のパリの街並みを撮った。雲間からときおり一条の陽がさして、いくつもの美しい天使の梯子を見ることができた。
昔、堀内誠一さんも言っていたが、ここからの眺めはパリを愛するエトランジェにとって、永遠に心に刻まれた原風景ではないだろうか。
b0011771_16051596.jpg
日が暮れて、今回初めてのメトロに乗ってBorseへ。そこからパノラマ~ヴェルドー~ヴィヴィエンヌとパサージュを巡った。
今日もよく歩いてくたびれたので、パレ・ロワイヤルにある”ひぐま”でラーメンと野菜炒めで夕食。
帰り際に日本人の店主に「前より美味しくなりましたね」といったら、「暇なときは(調理人が)丁寧に作るんです」と苦笑していた。

# by tatsuokotaki | 2018-04-07 15:30 | Trackback | Comments(0)

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