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ブレードランナー           2008年3月15日(土)

リドリー・スコットのファンである。「ブレードランナー」や「ブラックレイン」は、クロード・ルルーシュの「男と女」とならんで繰り返し観たくなる映画だ。
2007年にデジタル・リマスターされた「ブレードランナー・ファイナル・カット」5枚組コレクターズ・ボックスというのを先日買った。最新編集版を含めた4バージョンに加え「メイキング・オブ・ブレードランナー」が入っている。 
冒頭の京浜工業地帯を連想させる(煙突から炎が噴きでている)夜のシーンはゾクっ!とするくらい好きなのだが、今回の最新版を観たらなんか違和感があった。理由はおそらくデジタル化された映像によって鮮明になった分、セットの模型がリアルに見えすぎてしまったせいだろう。それでも2500本ものコマーシャル・フィルムを撮ったというリドリーの映像美はスゴイ。本編の編集も、この最新版がいちばんよくできていると思う。
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「メイキング・オブ・ブレードランナー」は2時間以上の長編で、リドリーの映画に対する執念ともいえる思いが語られていてなかなか見ごたえがある。「ブラックレイン」でも雨のシーンが象徴的に使われていたが、インタビューで「私の3つの武器は夜と雨と煙だ」と語っていたのには納得させられた。
ヒロインのレイチェル役のショーン・ヤングが当時にも増して、いまもすごく美しいのに驚いた。最近映画に出ているのか不明だが、まさにオードリー・ヘップバーンの再来のようで、あらためて彼女に恋してしまった。

秋葉原界隈はますます「ブレードランナー」みたいになってきた。
by tatsuokotaki | 2008-03-15 23:36 | Comments(0)

小瀧達郎気紛れ日記

by tatsuokotaki
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