2005年 09月 18日
サイオン・パークへ鱒釣りに 2005年9月18日(日)
ロンドン市内からディストリクト・ラインに乗って約20分、終点のリッチモンドでおりてタクシーで10分ほどで釣り場に着く。位置的にはテムズ川を挟んで、キュウ・ガーデンのほぼ対岸になる。
キュウ・ガーデンには及ばないが、こちらにも第三代ノーサンバーランド公爵によって造られた優雅なコンサバトリー(温室)と庭園があって、屋敷の方は映画のロケなどによく使われている。以前温室の撮影に行った際、たまたま出くわした映画撮影隊が水やクッキーなどをたくさん分けてくれたことがあった。
さて釣り場の方はというと、敷地の外周に沿って横長に造られた止水の池で、すでに5~6人の釣り人がフライをキャストしていた。チケット売り場に人がいないので近くにいた釣り人に尋ねると「勝手に始めていればそのうち廻ってくるさ」とのこと。
この20年間、毎年夏はイギリスの田舎で釣りをしてきたが、去年は私的事情でそれが叶わなかった。人生いろいろあるが楽しかった想い出は心の中にしまっておくことにして、とりあえず今日を楽しく生きましょう…、ってなわけで持参したサンドウィッチの昼メシの後、午後4時まで釣りをした。
釣果はレインボウとブラウン・トラウトが各1匹ずつ。やはり自然の川や湖と違って、いまひとつ満足感がなく、日本の管理釣り場で釣っているみたいだった。
多少の空しさと失望感をかかえつつ、来年はまたイギリスのどこかの清流でフライを投げている自分を想像しながら、地下鉄に揺られてロンドンに戻ってきた。
by tatsuokotaki
| 2005-09-18 16:24