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 英国日記(8/8)  サウスエンド・オン・シー

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遠くに見えるのは全長2キロもある世界最長の桟橋(遊歩道)。
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海沿いにレトロな感じの遊戯場が並んでいる。
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タイムスリップしたような古風な看板。この赤まさにイギリスだ。
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今日から撮影旅行に出る。朝いちばんでマーブル・アーチのHERTZへ。日本でハーツ・ゴールド・メンバーズとやらに会員登録(無料)していったら、店の電光掲示板にでかでかと名前が表示されていた。まるで日本の温泉旅館の何々様ご一行みたいだが、会員になると車を借りる際の面倒な手続きが一切不要。国際免許証を提示したのみで地下の配車場に直行だった。そのうえ日産DUKEを予約していったのに、新車のベンツBクラスのワゴン車にアップグレードしてくれた。大きなスーツ・ケースが二つとカメラ機材があるのでDUKEでは心もとなかったのだけれど、ベンツの荷室には楽々納まった。
渋滞税がかかるロンドン中心部をさけて、マリルボーン・ロードからA13でサウスエンド・オン・シーに向かった。ロンドンはやたらに車が多く、一般道は渋滞続きだった。
サウスエンド・オン・シーは初めての町なので、海辺に出るのにややまごついた。今回の旅はガーミン(海外仕様のカーナビ)を持参したが、今日はじめての使用なのではたしてどの程度信頼してよいのやら…。
潮が引いた砂浜の先には、ムツゴロウでもいそうな泥の海底が続いている。水辺は肉眼では確認できないほど遥か彼方だ。暗く垂れ込めた雲間からは急に激しい雨が降りだした。しばらく車で待ったが、雨はいっこうにやむ気配がない。どうにも撮影はできそうにないので、近くにあったレストランで食事をした。窓から外を見ても、海辺にはほとんど人影がない。
偶然入ったレストランだけは地元客らしき人たちで賑わっていて、ロブスターとカニのパスタはなかなかおいしかった。
食事の後、海沿いに車を走らせ、雨が小降りになる合間を縫ってレトロな遊技場などをライカとローライ・フレックスにモノクローム・フィルムを詰めて撮影した。
忘れられたような海辺の町は、嘗てのブライトンのような独特の雰囲気がある。今回はあまり時間をとってないので、次回にあらためて撮影したいと思った。
人気がないのに海辺のホテルはみな満室だった。雨の路をカンタベリーへ向かった。

Commented by yoshipass at 2014-10-01 00:57
英国日記、拝読しました!
なんとも落ち着いた心地よい色彩。

そして、ローライと、ライカにはどんなモノクロの小瀧ワールドが定着しているのでしょうか?
いつか拝見できるのでしょうか?
勝手に楽しみにしています(^.^)!
Commented by tatsuokotaki at 2014-10-01 18:08
ありがとうございます。帰国してから毎日忙しくて、昨日からようやくイギリスで撮影してきたTRI-Xの現像を始めました。がんばりまーす。
by tatsuokotaki | 2014-09-30 01:49 | Trackback | Comments(2)

小瀧達郎気紛れ日記

by tatsuokotaki
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