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小瀧達郎気紛れ日記


by tatsuokotaki

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洞爺湖 金比羅火口災害遺構 2019/8/16

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台風10号が北海道に近づいている。雨模様の中、今日は洞爺湖に移動した。洞爺湖近くに金比羅火口災害遺構というのがあって、2000年4月1日に始まった金比羅山西麓の噴火で一階部分が熱泥流に埋まってしまった団地の建物が保存されている。
現在は周辺に砂防施設がつくられているが、噴火の実情を後世に伝えるために被災現場を保存してある日本ではめずらしい施設だ。
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山から熱泥流とともに流されてきた鉄の橋がぶつかったあと。建物の一階部分は完全に地中に埋まっている。
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入り口のドアが半分埋まってしまった共同浴場。

# by tatsuokotaki | 2019-08-16 12:16 | Trackback | Comments(0)

支笏湖で釣り 2019/8/15

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苫小牧フェリー埠頭から支笏湖畔の丸駒温泉にやってきた。評判に聞いていた湖畔に面した温泉は、今年は湖の水位が低いため腰までしか湯がなかった。
朝食の後さっそく宿の駐車場わきから湖岸に降りて釣りをした。広大な支笏湖をフライで攻めるのはちょっときびしいので、用意してきたルアーで探った。地元の釣具屋さんから、支笏湖は「釣れない前提で行くとこです」といわれ、それなりの覚悟はあったが午前中2時間ルアーを投げ続けたがまったく反応がなかった。天候は曇りで悪くなかったが、なにせ8月の水温が高い時期なので鱒はおそらく深場にいると思われる。釣りは技術もあるけれど、それ以上に天候や運で釣果が左右される。まして大自然相手に一介の旅行者がそう簡単に釣れるほど甘くはない。午後は雨になったので宿でのんびり過ごした。

# by tatsuokotaki | 2019-08-15 11:31 | Trackback | Comments(0)

北海道へ 2019/8/13

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するべき仕事をすべて片付けてやっと今日から夏休み。今年は海外での撮影がないので、北海道で釣りをして夏休みを過ごす予定だ。
湖にたち込むためのウエーダーやその他の釣り道具が多いので、今回は大洗から苫小牧へのカーフェリーを選んだ。泊りがけの船旅は始めてなので、波に揺られながら一夜を過ごすというのも楽しみだ。台風が発生してちょっと心配だったが、揺れもさほどのことはなく、19時45分に大洗を出航して翌日13時15分には苫小牧着。フェリー“さんふらわあ”は、都会のビジネス・ホテルより部屋も広くて、想像以上に快適だった。まずは支笏湖へ向かう。
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# by tatsuokotaki | 2019-08-13 22:38 | Trackback | Comments(0)

ライカレンズ  2019/7/26

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ライカレンズのシャドーの描写が好きだ。
# by tatsuokotaki | 2019-07-26 18:01 | Trackback | Comments(0)

On the beach 2019/7/22

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海辺に打ちあげられた貝殻と対話。こういうことが性に合っている。

# by tatsuokotaki | 2019-07-23 02:50 | Trackback | Comments(0)

ヴェネツィア談義  2019/7/16

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毎日雨ばかりで気分までカビが生えそうな毎日。今日はギャラリーに建築史家の陣内秀信さんが来てくれました。暗室作業の合間を縫って、ひとときヴェネツィアの話で盛りあがり、11月の私のヴェネツィア展のときにはギャラリー・トークの相手をしてもらう約束もしました。
世界にひとつだけの不思議な街の成り立ちを、建築学的視点から話して頂こうと思います。暗室作業もようやく調子が出てきたところですが、4年分の撮影ネガをプリントするので、先はまだ遠しと言う感じです。
写真は愛用のニコンF3、ストラップを新しいものに変えました。

# by tatsuokotaki | 2019-07-17 00:39 | Trackback | Comments(0)

Still Life 2019/7/16

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# by tatsuokotaki | 2019-07-16 00:15 | Trackback | Comments(0)

北アイルランドの紅茶  2019/7/10

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Belfast(North Ireland)から紅茶が届く。注文してわずか3日ほど、便利な世の中になったものです。濃厚なミルク・ティーが作れます。
# by tatsuokotaki | 2019-07-10 18:40 | Trackback | Comments(0)

清里へロバート・フランクを観に行く  2019/7/09

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清里フォトアート・ミュージアムでロバート・フランク展を観た。元村和彦氏のすばらしいコレクションは、何回かに分けてgallery bauhausで展覧会をさせていただいたが、清里の展示は元村コレクションとは別の、初めて観る写真がたくさんあって面白かった。
デジタル・カメラが出現してから、テクニカルなことばかりで写真を語る風潮が強くなった気がするが、ロバート・フランクの写真を観ると、ボクはいつも自分の気持ちがリセットされるように感じる。
カメラがどうしたフィルムがどうしたなどという話しが下世話に思えるくらい、フランクの写真は「そこに何が映っているか」という本質論に貫かれているからだ。
一台のライカで、これだけ饒舌に時代や人生(自身の人生も含め)を語れるってすばらしいじゃないか。そんな想いを強くした一日でした。
写真は清里清泉寮にある宣教師ポール・ラッシュの記念館。

# by tatsuokotaki | 2019-07-09 17:58 | Trackback | Comments(0)

プルンバゴ  2019/6/28

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自宅ベランダのプルンバゴがきれいに咲きました。
ずいぶん昔の話になりますが、この花を初めて見たのはイギリスのコッツウォルズにあるバイブリー・コート・ホテルでした。朝食を摂るコンサバトリーの壁一面に、プルンバゴが上手に誘引してあって、毎朝美しいブルーに魅入っていました。
90年代を中心に毎年思い出深い夏を過ごしたバイブリー・コート・ホテルも、残念ながら4年ほど前にクローズしてしまいました。ホテルの庭を川が流れていて、毎日そこで毛バリを付けて鱒を釣るという、思い起こすとボクにとって夢のよう日々でした。

# by tatsuokotaki | 2019-06-29 16:57 | Trackback | Comments(0)

Quill pen 2019/6/28

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足元を飛び立った鳥が残したプレゼント。

# by tatsuokotaki | 2019-06-28 23:51 | Trackback | Comments(0)

梔子 2019/6/27

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アンティークのクリーマーに梔子を活けてみた。
# by tatsuokotaki | 2019-06-27 01:04 | Trackback | Comments(0)

房総小旅行  2019/6/23

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東京湾アクアラインを渡って房総へ小旅行。君津の山奥にある”村のピザ屋”さんでピザを食べて、隣接したイギリス風庭園を散策しました。
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庭の植物の上を飛び跳ねている無数の豆粒みたいな蛙と暫し戯れたあとは七里川温泉へ。
七里川温泉はわが家から最短の秘湯の一軒宿。東京から僅か一時間半で東北の山奥の湯治場にでも来たような気分が味わえます。
施設が古いので正直きったない部分もあるので鄙びた宿が好きな方以外はお勧めできませんがーただし寝具のシーツは上下ともいつも清潔です。
ボクは腰痛持ちなので、あちこちの温泉を廻っていますが、七里川温泉(硫黄泉)はいまのところボクの腰痛にはピカイチの効能があります。
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温泉に入って一眠りした後(この温泉は入浴後どっと眠くなります)は、炭火の入った囲炉裏で持参した食材を焼いて夕食です。
ここは食事付プランもありますが、飲み物だけ注文すれば食材の持込が自由なのです。今日は生ビールを飲みながら神田志乃多寿司の折詰め、日本橋の島根館で買った、のどぐろ、ふぐの一夜干し、しいたけ、ソーセージなどを焼いて食べました。
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食後に宿の外に出てみると、ひんやりした冷気が体を包み、夜露を浴びた木々が放つ夜の匂いが子供の頃の夏の記憶を呼び戻しました。
周囲に人家がないので、宿の前に広がっている漆黒の谷の中に無数の蛍が飛び交っているのが見えました。

# by tatsuokotaki | 2019-06-24 00:11 | Trackback | Comments(0)

アーティチョーク  2019/6/22

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日本ではアーティチョークはあまり馴染がないせいか高級スーパー・マーケットでもいかないとなかなかお目にかかれません。値段も半端なく高くてびっくりしますが、イタリアでは八百屋やスーパーの店先にあたりまえのように山積みされています。
ヴェネツィアのリアルト市場では、ナイフ一本で一日中アーティチョークの下処理をしている旦那をいつも見かけます。
三浦半島に親子3代続くアーティチョーク専門の農園があります。わが家では旬の5月から6月になると、毎年宅配便で送ってもらってワインやシャンパンとともに毎日のように食卓に上ります。茹でたアーティチョークのガクを一枚ずつはがして、根元を歯でしごくようにしてマヨネーズやオリーブ・オイルなどをつけて食しますが、食感はユリ根のようで一度食べたらやみ付きになる美味しさです。昨年は畑を訪ねて農作業を見せてもらったりしましたが、今年はそろそろ旬が過ぎて花が咲きはじめたようです。
写真は先日取り寄せた中に、ご主人が写真撮影用に入れてくれた花付のもの。昔ヴェネツィアのSeguso工房の倉庫から掘り出してきたアンティークの花器に活けてみました。

# by tatsuokotaki | 2019-06-22 15:00 | Trackback | Comments(0)

Angelo di Venezia 2019/5/25

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ヴェネツィアから連れて来たちいさな天使。
# by tatsuokotaki | 2019-05-25 13:41 | Trackback | Comments(0)

奈良原一高写真展「ヴェネツィアの夜」  2019/5/9

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gallery bauhaus 2019 ヴェネツィア年」の第一弾として、奈良原一高写真展「ヴェネツィアの夜」が始まりました。奈良原さんのヴェネツイアを映した漆黒の銀塩プリントが、ヴェネツィアの闇と響きあってすばらしい世界をつくりだしています。
gallery bauhausのヴェネツイア展は、このあと田所美恵子「針穴のヴェネツイア」9/3~、小瀧達郎「Labyrinth 水の迷宮」11/20~と続きます。ぜひ足をお運びください。




# by tatsuokotaki | 2019-05-09 16:30 | Trackback | Comments(0)

奈良原一高さんのこと 2019/4/18

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ー1986年2月8日 ヴェネツィアの日記ー
昨夜10時前に眠ったので早朝6時30分に目が覚めてしまった。ホテルの窓を開けると外は雪景色。ロビーの食堂で朝食を済ませてから10時ちょうどに撮影にでかける。カーニヴァルの最中だというのに人気の絶えたサンマルコ広場をぬけて、カンパニーレ(鐘楼)に上る。寒さが厳しくていつもは混んでいる塔の上も人影はまばらだ。塔の上から雪に煙った大運河やレンガ色のヴェネツィアの街を写真に収める。すっかり冷えきった体でカンパニーレのエレベーターを降りたところで、激しい雪から避難してきた奈良原一高さんにばったり遭遇した。奈良原さんは冬のヴェネツイアは初めてとかで、あとからやってきた奥様の恵子さんにも紹介していただいてその場で暫く立ち話をした。

ぼくは1984年に文芸春秋のグラビア撮影でヴェネツィアのカーニヴァルを取材してから、毎年のようにヴェネツィアに通うようになっていた。1986年の旅は、カーニヴァルを撮影した後、塩野七生さんと組んだMAZDAの連載雑誌広告の仕事でローマ~アテネを取材したあと一度ヴェネツィアに戻り、再びミュンヘン~チューリッヒ~フランクフルト~ウィーンと廻りパリ経由で帰国する旅程だった。
奈良原さんとはこのときが初対面だったが、実はヴェネツィアに入る同じAF機で奈良原夫妻をお見かけしていた。その時は面識がなかったのでお声はかけなかったが、雪のサンマルコ広場で偶然再会することになった。奈良原さんはぼくの顔を知らなかったはずだが、目があった瞬間に微笑みかけていただいて、短い時間だったがお話しすることができ、後日湯島の僕の家にご夫妻で遊びに来ていただいたりもした。
奈良原さんは写真家としては大先輩だが、その仕事ぶりにはずっと憧れていて「ヨーロッパ静止した時間」(鹿島出版会刊)は大学の図書館で繰り返し見ていた記憶がある。それからずいぶん長い時間が流れ、奈良原さんは2005年から体調を崩されて現在も療養中だ。ぼくは2006年に写真ギャラリーgallery bauhausを立ち上げ、いつかは奈良原さんの写真展を開催したいという夢を持っていたが、今回奥様の恵子さんの協力をいただいてそれが実現した。
gallery bauhausは今年「VENEZIA年」を掲げ、奈良原一高、田所美恵子、小瀧達郎の順に写真展を開催します。ヴェネツィアに恋をした3人の写真家のそれぞれのヴェネツィア。どんな展覧会になるのかいまから楽しみです。

奈良原一高写真展 ヴェネツィアの夜 gallery bauhaus
2019,5,8~7,31









# by tatsuokotaki | 2019-04-28 00:53 | Trackback | Comments(0)

ふたつの写真展  2019/4/24

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連休中に開催される二つの写真展に出品します。ひとつめは六本木のAXIS GALLERYで開催される「GELATIN SILVER SESSION」4/26(金)-5/6(祝)。http://www.axisinc.co.jp/axisgalle…/…/99/GSS10_press0225.pdf
「100年後に残したい写真」というテーマで、50名の写真家による写真展です。
ふたつ目は同じく六本木の東京ミッドタウンFUJIFILM SQUAREの「FUJIFILM ACROSSx39 Photographers」4/26(金)-5/9(木)です。https://www.fujifilm.co.jp/corporate/…/articleffnr_1399.html
こちらは富士フィルムのモノクローム・フィルムACROSの再発売記念の写真展です。どちらもデジタルではなく銀塩写真‐フィルムで撮影して暗室で印画紙にプリントした写真展です。写真家の中にはフィルムや印画紙が無くなってしまうことを心配している人もいるようですが、選択肢は減るにせよフィルムと印画紙で作る銀塩写真の世界観はゆるぎないものと思います。パリの写真店では、フィルムの売り上げが昨年の2倍になったという話しも聞きました。連休中東京にいらっしゃる方はぜひ足をお運びください。上の写真は2月にパリで撮影したもので展示写真ではありません。
# by tatsuokotaki | 2019-04-24 20:01 | Trackback | Comments(2)

ベニスのレストラン 2019/3/9

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フォンダメンタ・ヌォーヴェの船着場の前の気に入りのカフェ“il Caffé gelato”。そのまま?みたいな名前ですが、カフェなので食べ物はピザや簡単な肉料理しかありません。でも安くてボリュームがあって、店員さんもとても感じが良いので今回何度か利用しました。
前にも書きましたが、ベニスのレストランは高くて不味いところが多く、時に観光客と見ると料金を平気でごまかします。そんなわけで、ぼくはベニスのレストランにはほとんど入りません。それでも昼食はどうしても外食になります。
先日、昨年偶然見つけた路地裏のレストランの前を通りかかったので昼ごはんを食べました。この店は席料サービス料をとらないと明記していて、味も普通に美味かった記憶があります。
今回、スープとパスタを頼んだのですが、勘定書きを見た妻がスープの値段が違うと言い出しました。メニューをもらって照合するとスープ代が1ユーロずつ上乗せしてありました
女主人は「コンピューターが時々勝手に間違うんです」などと苦しい言い訳をしてさかんに謝っていました。最初は、チップ代わりに黙認しようかと思いましたが、たった2ユーロでもこういうのはやはり気分が良くないですね。
当初チップを置くつもりでしたが、それもやめて出てきました日本ではこういうことはまずありませんが、みなさんも海外では勘定書きはよくみましょうね。

# by tatsuokotaki | 2019-03-09 22:14 | Trackback | Comments(2)

飛翔するマドンナ  2019/3/4

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コッレール美術館の飛翔するマドンナ像。2016年に同美術館内で公開の修復作業が行われていて、その現場を写真に収めました。この像は“Madonna Della Misericordia”といって、元はカンナレッジョ地区にあるサンタ・マリア・ミゼリコルディア教会にあったものです。
修復後どうなったのかがずっと気になっていて、今回の旅でミゼリコルディア教会をさがしあててに見に行ったところ、教会が閉まっていて中に入ることができませんでした。
今日、久しぶりにコッレール美術館を訪れたら、偶然にも大広間の天井高く舞い上がっているマドンナに再会しました。詳細は不明ですが、修復後にコッレール美術館に収蔵されたと思われます。
修復中の写真は下記リンクでご覧ください。



# by tatsuokotaki | 2019-03-04 23:11 | Trackback | Comments(0)

ベニスで誕生日  2019/3/3

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今日はベニスで迎える35回目、じゃなくて35年目の誕生日でした。
昨日、コッレール美術館で入場券を買う際、シニア・プライスといったら証明書を見せろといわれました。パスポートは持って歩かないので、日本の国民健康保険証を見せたら、なんとこれが元号表記。
受付の女性が発行年の平成29年の数字を見て、29歳じゃないのかというので説明するのに苦労しました。海外では実際の歳よりいくらか若く見られますが、いくらなんでも29歳というのはありませんがな。
最近は自分でも時々混乱することがありますが、いまの時代に元号というのは必要ない気もしますがいかがなものでしょう。
朝、撮影前にリアルト市場に行って活きたカニと殻つきホタテなどを買って、夕食時にベニスのアパートでささやかな誕生祝いをしてもらいました。


# by tatsuokotaki | 2019-03-03 22:12 | Trackback | Comments(0)

運河の夜   209/3/2

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歩き疲れてきょうも一日が終わる。夜がまた運河をひたす。
# by tatsuokotaki | 2019-03-03 06:50 | Trackback | Comments(2)

カフェ・フローリアンの一夜  2019/3/1

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昨夜のカフェ・フローリアンでの微笑ましい情景。
左にいる可愛らしいおばあさん、仮装の人々で溢れ返った部屋とは別の静かな部屋でレモネードを飲みながらひとり黙々とサンドイッチを食べていた。
当初、この部屋には奥の方に一組カップルがいただけで、カーニバルの狂乱騒ぎとは対照的だった。しかし、このおばあさんの食べっぷりの良さや醸しだす楽しげなオーラが、けばけばしい仮装の人々を圧倒する存在感だった。
そのうち仮装の人がちらほらこの部屋に入ってきて、仮装の人にカメラを向けると、おばあさんもさりげなくカメラに目線を送ってくる。その仕草がなんとも自然体で、あたりを和ませていた。
ぼくが勝手に想像するに、おばあさんは旅行者ではなくヴェネツィア人。ご主人を亡くしてひとり住まい。でも毎日ひとりで楽しい人生を送っている。普段は行かないけれどカーニバルの時は旅行者になったつもりでちょっとお洒落してカフェ・フローリアンにやって来た。仮装の列には入れないけれど、少し離れた場所から自分だけのカーニバルを観察したりして楽しんでいる。
この写真からそんな雰囲気が伝わるでしょうか。

# by tatsuokotaki | 2019-03-02 08:52 | Trackback | Comments(0)

ヴェネツィア 2019/2/28

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5月から始まるgallery bauhausの「VENEZIA展」の撮影でベニスに来ています。
「VENEZIA展」はベニスをテーマに奈良原一高、田所美恵子、小瀧達郎の3人が順次個別の写真展を開催します。奈良原さんは「ヴェネツィアの夜」、田所さんは「針穴のヴェネツィア」(仮題)、私は2016~19年にかけてモノクローム・フィルムとライカで撮りためたベニスの写真です。
私は1984年からカラー・フィルム(コダクローム)でベニスを撮り始め、それらの写真は1991年に筑摩書房から「VENEZIA」と言うタイトルで写真集を出版しました。ベニスとの関わりも35年になり、すでに何人かの友人知人がこの世を去りました。
いまこの街に来て、改めてこの美しい街が在り続けることが奇跡のように感じています。

# by tatsuokotaki | 2019-02-28 05:56 | Trackback | Comments(0)

聖橋 2019/1/12

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御茶ノ水の聖橋。毎日この橋を眺めてから、中央線の特別快速で高尾の造形大学に通っていました。そろそろ受験シーズンですが、先日ふと大学入試の面接のことを思い出しました。
当時の造形大の写真専攻の面接官は石元泰博、東松照明、大辻清司の3氏でした。石元さんはけっこう意地悪な質問をぶつけてきて、大辻さんがそれをやんわりとフォローしてくれ、東松さんはときおり質問してきたが、むしろ観察者的に見られている気がしました。
私はカメラ小僧ではなかったので、当時写真のことなど何も知らず、面接で「好きな写真家は?」などと聞かれたら困るので誰だか忘れましたが数人の写真家の名前を俄か勉強していきました。しかし、そんなことは誰も聞いてくれませんでしたが。
時は流れて、いまは自分が面接することの方が多い歳になりました。これもなんだか複雑な気分で、面接に来る若い人を見ていると、時おり懐かしさや愛しさを憶えたするそんな不思議な日々なのです。
# by tatsuokotaki | 2019-01-12 19:46 | Trackback | Comments(0)

冬の光  2018/12/10

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あたたかい冬から一転して寒い一日。昨夜は明け方にビルの停電騒ぎがあって睡眠不足だ。暖房は石油ストーブで何とかなったが、我が家は3階以上はポンプ式なので水道出ない、トイレ流せない(バスタブの残り水で対応した)で日常生活が機能しなくなった。
午前4時の警備会社のスタッフの突然の訪問で始まった停電騒ぎは、電気の保守点検業者さんの孤軍奮闘で午前10時までかかってやっと復旧した。
屋上にある電気のキュービクルの部品劣化が原因だったようだが、今さらながら電気がないと全てがお手上げの現代社会を呪いたくなった。
2時間ほど横になったが眠れないので、午後は車で忍野まで出かけた。人気のない桂川にそってマキナ67で冬枯れの風景を写真に撮った。忍野は気温が1~2℃と寒いうえ森の中は手持ち撮影の限界、シャッター速度が1/60でf2.8まで光が薄くなってきた。30分ほど撮影して近くのそば屋さん天翔庵へ行ったが4時で閉まっていた。しかたないので坂を下ったアンティーク・カフェ里庵でコーヒーとケーキで空腹を満たした。アンティークに囲まれた店内で、店主がていねいにコーヒーを入れてくれた。ストーブのそばで飲むコーヒーが冷えきった体に沁みわたって、ひと時静かで幸せな冬の午後を過ごすことができた。
外に出たらあたりはすっかり闇、車の外気温はマイナスになっていた。河口湖から高速道路に乗る前に、ふじやま温泉で日帰り温泉に入って帰宅した。

# by tatsuokotaki | 2018-12-11 19:11 | Trackback | Comments(0)

冥界への飛翔  2018/12/3

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# by tatsuokotaki | 2018-12-05 18:39 | Trackback | Comments(0)

ガラス越しの冬  2018/11/26

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# by tatsuokotaki | 2018-11-28 03:29 | Trackback | Comments(0)

休日   2018/11/25

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どこにも行かない日曜日。
たまには気分をかえて、ウィーンのカフェ・ハヴェルカ風にコーヒーをトレーにのせて朝食。静かな冬の朝のひと時。

# by tatsuokotaki | 2018-11-28 03:16 | Trackback | Comments(0)

Winter Flavor 2018/11/24

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# by tatsuokotaki | 2018-11-24 12:08 | Trackback | Comments(0)

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