小瀧達郎気紛れ日記


by tatsuokotaki

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南伊豆のお正月        2005年1月1日(土)

お正月を一人でどう過ごそうと思いあぐねていたのだが、年末に南伊豆の子浦にある“Blue in green”に電話をしてみたら、どうぞ泊まりに来て下さいとこころよい返事。思いきって一人で出かけることにした。“Blue in green”は南伊豆に撮影に行く度にコーヒーを飲みに寄っていて、ぼくの気に入りのカフェだった。最初は奥様と、後にご主人と仲良くなって階上の部屋など案内していただいて、その時始めて宿泊できることを知った。いつの日か泊めていただこうと思っていたが今回それが実現した。
東名高速は元旦の下りなので問題なかろうとたかを括っていたら、あにはからんや。昨日の雪の影響がまだ残っていて、途中から大渋滞。しかたないので箱根ターンパイクを抜けようと料金所までたどり着いたら入口でチェーン規制をしていて、頭のかたそうなオジサンがスタッドレスはダメ!と通してくれない。しかたなく再び東名へU ターン。一時間以上のタイムロスだ。宿に着いたのが夜の8時。いままでの最長記録かもしれない。
食事の時間にだいぶ遅れてしまったが、炭火の入った囲炉裏風のテーブルを囲んで、沼津からアルファ75でやって来たY氏カップル、高校生時代のなかよしグループだという若い女性3人組、ぼくの後から到着した水戸の小児科医のT氏等と共にワインを飲みながら夕食。ぼくは相当人見知りが激しい性格で、はじめて会った人達と一緒に食事をするなんて苦手なことなのだが、何ともみな良い人ばかりで、自然に雰囲気に熔けこめて楽しい時間を過ごすことができた。
 
# by tatsuokotaki | 2005-01-06 17:20

久しぶりの発熱         2004年12月6日(月)

風邪をひいて、昨夜久しぶりに発熱(38度)した。ぼくは平熱が35度台なので結構きつい。午後から湯島のO医院に。O先生は、以前ぼくが湯島に住んでいた頃からのかかりつけで、娘が小さい頃によくお世話になった。写真が趣味のO先生は、文京区のお医者さん達の写真倶楽部に所属していて、以前何度か作品の講評会の審査員として呼んでいただいたことがある。近頃は娘より、ぼくの方が公私共々お世話になっている。
診察後、いつものように「おとなしくして寝てなさいよ」と優しく言われる。
まっすぐ帰宅すればよいのに、O先生のお言葉にさっそくそむいて足は上野へ。不忍池でスカート姿であぐらをかいて、煙草をふかしながら客待ちをしているオカマさん(面白くて大好きだ)を眺めながら西郷さんの真下にある古本屋“上野古書のまち”へ。上野もアメ横はすっかりきれいになってしまったが、松竹の映画館があるこの界隈は昔の上野の猥雑さが残っている。昔ながらのお土産を売る店や大人のオモチャ屋、最近出来た100円ショップ等々、まさに“上野”といった感じだ。“上野古書のまち”も一昔前の古本屋の趣きをのこした店で、沢山のエロ本の中に結構掘り出し物が見つかる。
一時間ほど本探しをしていたら、さすがに熱でふらふらしてきてタクシーで帰宅。ヘルムート・ニュートン写真集『夜のアルシーブ』リブロポート、つげ義春『必殺するめ固め』晶文社,富岡畦草『石のかまくら』東京中日新聞社など購入した。
# by tatsuokotaki | 2004-12-10 20:15

フライ・フィッシング         2004年11月6日(土)

久しぶりに山梨県の鹿留に鱒釣りに出かけた。十年来、毎年夏休みはイギリスの川で釣りをしてきたが、今年はいくつかの事情が重なってそれが叶わなかった。
イギリスには素晴らしい川がたくさんあって、有名なテスト川やイッチェン、エイボン、エデン、ワイリーとあげだしたらきりがないくらい様々な川で釣りをした。
イギリスは日本と違って、川を基本的に個人が所有しているため、釣りをするには川のオーナーにお金を払う。川にはビートと呼ばれる境界があり、それぞれのビート毎に所有者がいる。そして、専任のギリー(釣りのガイドや伸びすぎた藻の刈り取りなどをする)によってそれらの川は完璧に管理されている。
フライ・フィッシングはもともとイギリスの貴族の嗜みから始まったといわれるが、遊びに対する徹底ぶりはイギリスで釣りを経験すると身をもって実感させられる。釣り場の環境の良さはもとより、釣りの楽しさが濃密そのものなのだ。
これは釣りに限らないかもしれないが、この濃密さを作り出している裏側には、イギリス人の遊びに対する貪欲なまでの探究心が見える。因みに大英博物館その他の膨大なコレクションを見よ。世界中からよくぞあれだけありとあらゆる品々をくすねて?きたと思いませんか。良くも悪くもあれだけのしつこさは、国民性としても日本人は持ち合わせていないような気がする。
ぼくは一昨年、ウエールズの山の上に素晴らしい湖をみつけ、ふたつの夏をここで過ごした。湖畔に一軒だけのホテルの目の前が湖で、朝起きてから寝るまで頭の中は釣りのことばかり。この湖には野生のブラウン・トラウトと海からサーモンも上ってくる。夕まずめ、背びれを水面に出して悠々と泳ぐサーモンに何度も地団太を踏まされた記憶がある。
日本の川はもう禁漁期だが、鹿留は管理釣り場なので一年中釣りが出来る。ぼくは年に何度か欲求不満の解消を兼ねてここにやって来る。
# by tatsuokotaki | 2004-11-15 02:40

フラ・リッポ・リッピ            2004年9月4日(土)

ノルウェーのフラ・りッポ・リッピが1980年代にリリースした『スモール・マーシー』というアルバムが、ぼくの気に入りナンバー・ワンのアルバムだ。日本ではCD化されてなくて、ロンドンやパリに行く度に10年以上探し続けていた。
先日インターネットを検索していたら、偶然アメリカのCDショップのデッド・ストックを見つけ大枚100ドルもはたいて手に入れた。 ファースト・アルバムとカップリングされたCDが昨年発売(輸入盤のみ)されているが、ぼくは当初のオリジナル・ジャケットCDがどうしても欲しくて探していた。
Knut Bry撮影の、雨に濡れた水路のジャケット写真(このアルバムの全体のイメージをかなり決定づけている)が何ともさりげなく美しい。 
雨の夜このアルバムを聴いていると、頭の中に春の温かい雨の情景が浮かんで来て、幸せな気持ちになる。
因みに4枚目のアルバム『ライト・アンド・シェード』は、スティリー・ダンのウォルター・ベッカーがプロデュ-スしているが、この後のアルバムはどんどんムード・ミュージックと化してしまって、残念ながらついていけなくなった。
# by tatsuokotaki | 2004-09-05 04:18

野反湖に行った           2004年8月27日(金)

群馬県の野反湖に撮影に行って来た。野反湖はフライ・フィッシングに何度も訪れているが、まるでスコットランドにでもいるような雄大な風景が広がっていて気分がいい。
台風の影響で、湖のある山頂は一面の霧。遊歩道を少し歩いて30分程撮影したところで雨が降り出した。撮影をきりあげて、雨がぱらつく中を湖畔まで降りてみた。
今年の夏は雨が少ないせいか水位がかなり低く、おまけに湖畔に下りる道には、いつもは無い熊出没注意の看板まで立っている。4月に気温が一気に29℃まで上がり、その数日後には0℃に下がったそうで、熊も気が立っているのではとのことだった。異常気象の影響は山に住む動物達にも少なからず及んでいるようだ。
雨が激しくなってきたので車にもどり、今夜の宿、尻焼温泉の白根ハイムへ向かった。
掛け流しの温泉に入って、宿の手作りの豆腐料理で夕食。先日来、天然温泉と称して入浴剤を入れていたという話題がメディアを賑わせているが、ここは正真正銘の天然温泉だ。夕食後、吉田拓郎の大ファンだという宿のご主人とウイスキーを飲みながら午前一時までおしゃべりした。ギター談議に始まり、宿にやって来る面々の驚くような言動やイギリスの話題まで、時間を忘れて楽しい一夜を過ごさせてもらった。
最近の若者は、男同士で旅行に来ても一緒にお風呂に入るのを嫌がるそうだ。「お風呂がいくつあっても足りません」と宿のご主人。いやはや驚いた…。
# by tatsuokotaki | 2004-09-03 01:04 | Trackback | Comments(0)

アメリカ・ロケから帰ってきた     2004年8月16日(月)

九日間のアメリカ取材から帰ってきた。
東京は朝のうち雨が降ったとかで、久しぶりに涼しい一日だったようだ。今回の仕事はガーデニング雑誌のために、アメリカ南部の庭とナーセリーを廻る旅。
アメリカは以前ニューヨークに一度行ったきりで、ほとんど事情がわからない。ヨーロッパの庭園は沢山見ているが、アメリカ南部なんて、ってな気持ちで出かけて行ったのだが、それなりに面白かった。アメリカの庭はヨーロッパに較べると、はるかに洗練度に欠けるが、個人の庭などにアメリカ人らしい大らかさがあって、それはそれで捨てがたい。なんといってもあの土地の広大さは日本人のぼくには羨ましくもあるが、収拾がつかないなーといった感じだ。
今回の旅で一番の収穫は、ナッシュビルのカントリー・ミュージック。ナッシュビルは行く前から楽しみにしていたのだが、予想をはるかに超えてエキサイティングだった。時間の都合でグランド・オール・オプリーには行けなかったけれど、JETROのM氏に案内して頂いてワイルド・ホース・サルーン、ステーション・イン、トッツイーズ・オーキッド・サルーン、ブルーバード・カフェと、ライブハウスをハシゴした。中でもブルーバード・カフェは出演ミュ−ジシャン、観客、店のムード共に最高だった。
ヴィンテージ・ギター・ショップのグルーン・ギターズにもぜひ寄りたかったのだが、今回はかなわなかった。
日本に帰ったとたん頭の中のナッシュビルがどんどん膨れてきていて、何やらこれからナッシュビルにはまりそうな気配がしている。
# by tatsuokotaki | 2004-08-16 04:46

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