小瀧達郎気紛れ日記


by tatsuokotaki

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横浜たそがれ            2005年12月27日(火)

午後からニコライ堂そばの「笹巻きけぬき寿司」で折りをつくってもらい、横浜の知人宅へ暮れの挨拶に行く。
横浜は久しぶりなので、帰りに中華街によって「安記」で貝柱のお粥、牛バラの煮込み、春巻を頼んで夕食。ひとりだったので「安記」のおねえさんが気を利かせて、料理を半分の量で厨房に通してくれた。
大昔のことだが、カメラマンのH君と市場通りにあった「K閣」という店に入った際、一階が混んでいたので二階に上がろうとしたら、店のおばちゃんにもの凄い剣幕でどなられたことがある。喧嘩こそしなかったが、「お客なんだからもう少しモノのイーヨーがあるでしょうが」とふたりでブツブツいいながら店を出た記憶がある。
それ以来、中華街の女性はオソロシイという先入観がぼくの中にできてしまったが、「安記」の店の人はいつ行っても感じが良い。
横浜中華街はここ数年、小さいが新しい店がたくさんできて、とても活気があるように見える。食事の後、中華街を少しぶらついて、肉まんと小月餅をお土産に買う。
時計を見たらまだ8時前だったので、バーニーズ・ニューヨークによって、一階の「ラルチザン・パフューム」で車用のフレグランスを購入。「ラルチザン・パフューム」はパリにある香水店だが、ぼくはロンドンの「ハロッズ」で最初にこの店を知った。香水はもとより、ルーム・スプレーや小さな花を模ったサシェなど、お洒落で品の良い香りの店だ。
デパートの香水売り場は匂いがきつくて、ぼくはいつも息を止めてすり抜ける。数種類のテイスティングをくり返しているとしまいに鼻が麻痺してしまって、何が何やら判らなくなる。アルファ・ロメオ用なので、「四葉のクローバー」と名づけられたボトルを包んでもらった。
まだクリスマスのイルミネーションが灯る氷川丸を眺めながら、山下公園をぬけ中華街の駐車場にもどった。
by tatsuokotaki | 2005-12-27 23:50 | Trackback | Comments(0)

北陸金沢 4:30P.M.雷雨     2005年12月6日(火)

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ずっと風邪がなおらず体調が悪いので、金沢のN整骨院へ治療に行く。小松空港からレンタカーを借りて、雷雨の北陸自動車道を西へ。日本海は白く波立ち、黒い雲が落ちてきそうに低い。住んでいる人には申し訳ないが、北陸には悪天候のこんな日がよく似合っている。
夕方、治療をうけ、嘘のように体が楽になる。肩と首のこりがとれ、頭スッキリ視力パッチリ、この治療に要した時間わずか5分ほど、まさに名人技だ。
「体が右に捩れとったワ」とN先生。体が捩れるような特別なことをしたわけではないのだが、生活習慣やストレスなどで体にゆがみが生じ、肩こり、頭痛、免疫力の低下など様々な症状があらわれる。口の悪い友人からは、性格が捩れてるからだと言われる。それはあたっているかもしれない。
所謂「不定愁訴」というやつ、東京で病院にいってもビタミン剤か鎮痛剤を処方されるくらいで一向によくならない。特定の病気でなくとも、本人はけっこう辛い。年に3回くらいN先生に体の調整をしてもらうのが理想だが、金沢は遠い。
一回の治療では翌日体がもどることがあるので、ぼくはいつも金沢に2泊して合計3回の治療を受ける。この間、風呂(シャワーはよい)と飲酒は止められる。以前わからないだろうと思ってお酒を飲んだら、翌日見事にバレてしまい「何しに金沢まで来とるんヤ」と怒られた。このN先生、ぎっくり腰で担がれてきた人が帰りは歩いて帰るほどの名人だ。
夜は古くからの友人Y夫妻に、地元の人も知らないような穴場に連れていってもらった。ズワイ蟹や地元でとれた魚、くじらのにぎり寿司などご馳走になったがどれも絶品だった。
“Kちゃん”というこの店、知らなければ絶対に入らないような店構えだ。 旨いものを出す店は、なんとなく周囲にオーラを放っているものだが、この店のような例外もあるので世の中あなどれないものです。
by tatsuokotaki | 2005-12-06 23:20

ボブ・ディラン『ノー・ディレクション・ホーム』 2005年12月4日(月)

マーティン・スコセッシ監督がテレビ用に製作した、ボブ・ディランのドキュメンタリー・フィルム『ノー・ディレクション・ホーム』を観た。スコセッシ監督にはザ・バンドの『ラスト・ワルツ』という優れた作品があるが、これに劣らぬ見ごたえのある作品に仕上がっている。いままで語られていなかった真実や、未発表映像などが多数収録された3時間を超える大作だ。
ケネディが暗殺された直後のダラス公演で、怖気付いたバック・ミュージシャンに変わって、“ザ・バンド”の母体となる面々(ドラムスのレヴォン・ヘルムを除く)が、ディランのバックを務めたという事実も新たな発見だった。ディランは本編の中で「勇敢な騎士に守られているようで心強かった」と述べている。
舞台に登場したディランに「裏切り者のユダ!」と強烈な野次を飛ばす観客に対し、「お前は嘘つきだ」とやり返すシーンがある。当時フォーク・ソングはアコースティック・ギターで演奏されるのが常で、そこにエレキ・ギターを持ち込んだディランは神聖なるフォーク・ソングを汚す裏切り者というレッテルを貼られていた。
ジョン・レノンもそうだったが、狂信的なファンによってディランも当時教祖的存在に祀り上げられ、愛憎入り混じったファン心理が本編でも描かれている。ディラン自身は「ブーイングも悪くない、賛辞が人をダメにすることもあるからね」といたってクールで、そんな状況を楽しんでいた様子さえある。「自分がいつも達成の途上にあると思っているうちは大丈夫だ」というディランの発言は、デビュー当時から一貫して変わらないディランの-尖がった-生き方の信条のようにも聞こえる。
「ライク・ア・ローリング・ストーン」の歌詞が本当は50番まであるというのも驚きだったが、あの次々と紡ぎだされる膨大な言葉は、一体何処からやって来るのだろう。詩人としてのディランには敬意を表するが、あれだけの歌詞を記憶しているだけでもスゴイ。
ぼくはディランの大ファンというわけではないが、同時代で聴き続けているミュージシャンの一人で、常に気になる存在だ。
by tatsuokotaki | 2005-12-04 18:16

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