2005年 07月 21日
ローラン・ギャロスとオトゥイユ温室庭園 2005年7月21日(木)
実は中学生の時、興味半分でテニスクラブに入ったことがあるのだが、球がまったく思う方向に飛んでくれないので一日でやめた経験がある。
ローラン・ギャロス内のレストランで昼食の後は、隣接するオトゥイユ温室庭園へ。イギリスのキュー・ガーデンなどに較べるとはるかに規模は小さいが、建物はアール・デコ様式でなかなか趣がある。パリの中心部は建物はもとより、街全体が石で囲まれているので、緑の中に身をおくとやはりホッとする。今日は天気も良く、午後になって急に温度があがって日本の夏のような暑さ。
夕方、といっても夏のパリの太陽はまだまだ天空高くにあるのだが、セーヌ河畔の「パリ・プラージュ」へ移動。何のことかと思いきや、セーヌ河畔の自動車道路を閉鎖して、巨額の資金を投じて日本でいうところの歩行者天国をセーヌ河畔で行っている。パラソルを立てた模擬店なども出ているのだが、橋の上から見ただけでつまらなそうなのでパスすることに。バカンスに行けないパリジャンのためにせめて“セーヌ河畔を開放して日光浴を”等々、数多のうたい文句はあるようだが観光客を含め評判はイマイチのようだ。7時半にホテル集合とのことなので、木立さんとサンルイ島のカフェでのんびりとお茶を飲んで過ごす。
夕食はツアー・メンバー全員でシャンゼリゼのレストラン“ル・ノートル”へ。シャンゼりゼは開催中のツール・ド・フランスのゴールの為の客席作りの真っ最中だった。
“ル・ノートル”の庭に面したテーブルで、ぼくのうしろの席の不思議な3人組(男2人と女1人)の奇妙キテレツな行動を木立さんと横目で眺めながら食事する。この3人組、並んで座った男女は明らかに恋人同士なのだが、向かいに座った男性の前で食事しながら異常なほどの大胆さでイチャついている。男性一人の方は背を向けていたので残念ながら表情が見えなかったが、当然のごとく周囲は異様な雰囲気に包まれていた。この3人、目一杯正装しているのだが、この上なく田舎くさいのでよけいに人目をひいた。あまりに激しいイチャつきようにぼくも木立さんも呆気に取られ、ある種の変態では?との結論に達した。陽が落ちたせいか、あたりは寒いくらい涼しくなった。
by tatsuokotaki
| 2005-07-21 23:41