2017年 03月 01日
Venezia日記 2017/3/1
今回のヴェネツィア撮影の機材です。
Leica M7,M6
ノクチルックス50mm f1 タンバール9cm f2.2 ズマール5cm f2
ヘクトール5cm f2.5 ズミルックス50mm f1.4
Minolta CLE ズミクロン40mm f2
Nikon F100 AFニッコール85mm f1.8 AF DCニッコール135mm f2 AFニッコール16mm f2.8 AFニッコール70-300mm f4-5.6
Contax G2 ヴァリオ・ゾナー35-70mm f3.5-5.6
Ricoh GR21
Sony α7Ⅱ FE24-240mm f3.5-6.3 TECHART LM-EA7アダプター
今回はカーニヴァルの撮影用に約10年ぶりにNikonが復活しました。F5は重たいのでF100のボディを持参しました。
ライカ関係では夜の撮影が多かったのでノクチルックスを多用しました。
Contax G2とRicoh GR21は今回最後まで出番がありませんでした。
記録とポラ代わりに使用するデジタルはSony α7Ⅱにレンズはズーム1本のみ、あとはTECNARTのアダプターにライカレンズを付けて使用しました。
使用フィルムはKodakのTX400のみ。
空港でのX線検査はいつも気を使いますが、今回ちょっとした変化を感じました。いつの日かフィルムの存在を知らない若い検査官が出てくるのでは、という危惧をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ボクもその一人ではありますが、現状はそれほど悪い方向に進んでいない気がします。
ボクはフィルムを機内に持ち込む際はフィルム・シールドなどに入れずに透明の袋に入れ、それに手製のDO NOT X-RAYというシールを数箇所大げさに貼り付けます。その上で検査の際はカバンからフィルムの入った袋を取りだして、X線を通さないでくれという旨を検査官に伝えます。以前はフィルム感度はいくつだ等聞いてくる検査官が多く、トライXの感度400だと"No problem"などと言って強引に機械に通されたことも何度かありました。
確かに感度400のフィルムを一回くらい空港のX線に通しても問題ないかもしれませんが、乗り継ぎを数回する場合や使用しなかったフィルムを持ち帰って再度海外に出る場合もありえます。その場合は何度もX線を通すことになりかねません。石元泰博氏はX線を通してしまったフィルムは迷わず捨てていました。
昨今、フィルム・カメラを持って旅行する人は少なくなっていますが、幸いなことに検査官もまだフィルムが何かという認識はあるようです。その上で推測するに、このご時勢にフィルムを大量に持って旅行する人はある種特別な人、言い方を変えれば専門職であろうという認識が検査官に定着してきているように感じます。たまたま運が良かったのかもしれませんが、ボクの場合はここ数年、昔のようにX線検査ですったもんだをすることが無くなったのは事実です。
せっかく苦労して撮影したフィルムを空港のX線検査で駄目にされたのでは泣くに泣けません。ロバート・キャパのように、アシスタントがしくじった写真が神話を作りだすようなことは世の中にそうざらには存在しませんからね。
Leica M7,M6
ノクチルックス50mm f1 タンバール9cm f2.2 ズマール5cm f2
ヘクトール5cm f2.5 ズミルックス50mm f1.4
Minolta CLE ズミクロン40mm f2
Nikon F100 AFニッコール85mm f1.8 AF DCニッコール135mm f2 AFニッコール16mm f2.8 AFニッコール70-300mm f4-5.6
Contax G2 ヴァリオ・ゾナー35-70mm f3.5-5.6
Ricoh GR21
Sony α7Ⅱ FE24-240mm f3.5-6.3 TECHART LM-EA7アダプター
今回はカーニヴァルの撮影用に約10年ぶりにNikonが復活しました。F5は重たいのでF100のボディを持参しました。
ライカ関係では夜の撮影が多かったのでノクチルックスを多用しました。
Contax G2とRicoh GR21は今回最後まで出番がありませんでした。
記録とポラ代わりに使用するデジタルはSony α7Ⅱにレンズはズーム1本のみ、あとはTECNARTのアダプターにライカレンズを付けて使用しました。
使用フィルムはKodakのTX400のみ。
空港でのX線検査はいつも気を使いますが、今回ちょっとした変化を感じました。いつの日かフィルムの存在を知らない若い検査官が出てくるのでは、という危惧をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ボクもその一人ではありますが、現状はそれほど悪い方向に進んでいない気がします。
ボクはフィルムを機内に持ち込む際はフィルム・シールドなどに入れずに透明の袋に入れ、それに手製のDO NOT X-RAYというシールを数箇所大げさに貼り付けます。その上で検査の際はカバンからフィルムの入った袋を取りだして、X線を通さないでくれという旨を検査官に伝えます。以前はフィルム感度はいくつだ等聞いてくる検査官が多く、トライXの感度400だと"No problem"などと言って強引に機械に通されたことも何度かありました。
確かに感度400のフィルムを一回くらい空港のX線に通しても問題ないかもしれませんが、乗り継ぎを数回する場合や使用しなかったフィルムを持ち帰って再度海外に出る場合もありえます。その場合は何度もX線を通すことになりかねません。石元泰博氏はX線を通してしまったフィルムは迷わず捨てていました。
昨今、フィルム・カメラを持って旅行する人は少なくなっていますが、幸いなことに検査官もまだフィルムが何かという認識はあるようです。その上で推測するに、このご時勢にフィルムを大量に持って旅行する人はある種特別な人、言い方を変えれば専門職であろうという認識が検査官に定着してきているように感じます。たまたま運が良かったのかもしれませんが、ボクの場合はここ数年、昔のようにX線検査ですったもんだをすることが無くなったのは事実です。
せっかく苦労して撮影したフィルムを空港のX線検査で駄目にされたのでは泣くに泣けません。ロバート・キャパのように、アシスタントがしくじった写真が神話を作りだすようなことは世の中にそうざらには存在しませんからね。
by tatsuokotaki
| 2017-03-01 21:06
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