小瀧達郎気紛れ日記


by tatsuokotaki

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Alfa Romeo GIULIA 2017/12/11

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日本での販売が大幅に遅れ、長い間待たされたAlfa Romeo GIULIAがやっと納車された。先日はテスト・ドライブを兼ねて伊豆まで行ったが、ラグジュアリー~☆☆☆を謳っているだけあって乗り心地はとても良い。装備もけっこう充実していて、目新しいところではステアリング・ヒーターなるものがついている。そんなものいるのかいと思っていたが、先日奥多摩湖に撮影に行った際、午後3時だというのに外気温がマイナス3℃しかなく、かじかんだ手で車に戻りステアリング・ヒーターとやらを点けてみたら非常に快適だった。その他、運転席のシートがマッサージ機のように腰や背中の硬さを移動調節できて、腰痛持ちの身にはありがたい。オートマチック・トランスミッションもスムースだし、長距離走行での疲労感が格段に少ない。
アルファは1986年に発売されたAlfa164に始まって、Alfa166、Alfa159、Giuliettaと乗り継いできて、今回のGiuliaで7台目になる。Giuliettaは今年1月に159を事故で全損したため繋ぎで購入したのだが、最後まで愛着が持てない車だった。166は2代にわたって乗り継いで悪くはなかったが、Giuliaは今まで乗ったアルファの中では一番よくできている気がする。古いアルファ・ロメオが好きだという人がボクのまわりにも何人かいるが、ボクは仕事で使うので車選びはまず壊れないことを大前提にしている。
この日は小諸から大門峠を越え白樺湖経由で蓼科にぬけたが、途中峠で積雪が何箇所かあってノーマル・タイヤでは何度かヒヤリとさせられた。日本発売に際し通信機器の不具合などで予定外に待たされたが、まだ後手後手が続いていてスタッドレス・タイヤは購入してあるのにホイールがまだ入荷しない。アルファさん、早くしないと東京も雪が降りまっせ。

# by tatsuokotaki | 2017-12-13 19:02 | Trackback | Comments(0)

窓の外の冬  2017/12/10

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木々が葉を落として、窓の外は一面の冬景色。「Jardin'd Hiver 冬の庭で」続編の撮影のため信州に来ている。昨日の小諸は最低気温がマイナス7℃まで下がったという。今夜は定宿にしている小諸の中棚荘に泊まって、リンゴが浮かんだ温泉に入る予定です。

# by tatsuokotaki | 2017-12-13 18:48 | Trackback | Comments(2)

ラドリオ 2017/12/2

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神保町のラドリオの窓辺でウィンナ・コーヒー。昭和が漂う店はなぜか居心地が良い。東京の静かな秋の日に。
# by tatsuokotaki | 2017-12-02 19:14 | Trackback | Comments(0)

ハクビシン 2017/12/1

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今年もハクビシンがやってきた。家の前の柿が上に伸びすぎてしまって、高枝ばさみを使ってもてっぺんの実を採ることができない。
今年は例年にくらべて実の付き方が少ないのだが、毎年とてもおいしい実がなる。毎夜、10時過ぎになるとハクちゃんがやってきて、秋の味覚を腹いっぱい食べてねぐらに帰っていく。昨年に比べ少しスリムになった気がするが、この時期はハクビシンにとってもハッピーな毎日かもしれない。

# by tatsuokotaki | 2017-12-02 13:35 | Trackback | Comments(0)

煙突のある風景  2017/11/23

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なぜか煙突に魅かれる。黒澤明の映画「天国と地獄」やリドリー・スコットの「ブレードランナー」にも煙突が象徴的に描かれている。
昔、南千住にあったおばけ煙突は、原風景としていまでもボクの脳裏に刻みこまれている。

# by tatsuokotaki | 2017-11-24 23:52 | Trackback | Comments(0)

新作  2017/11/15

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今年の夏にイギリスで撮影した新作を額装してみた。
これから少しずつ時間をかけてかたちにしていきます。

# by tatsuokotaki | 2017-11-15 22:20 | Trackback | Comments(0)

冬の匂い 2017/11/8

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夕方、レモンを採りに屋上へあがったら、懐かしいような冬の匂いがした。
食前酒に家のレモンを使ってSpritzを作った。
Aperolに白ワインを加えペリエで割って、オリーブの実とレモンをいれる。
屋上の無農薬レモンは素晴らしくジューシーで香りがいい。小さな木だが、今年は6つほど大きな実をつけた
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夕食は妻が作ったヘルシーな舞茸ごはんと野菜の煮物。デザートは神田小川町にできたポルトガルのスイーツの店DOCE ESPIGA(ドースイスピーガ)の焼きりんご。
長野から取り寄せたというりんごはシナモンが添えられ、ラム酒がたっぷりかかっている。午前中、健康診断のあとに寄ったのだが、ガラスケースの中は焼きりんごが3つ残っているだけですべて売り切れていた。3つぜんぶ買おうとしたら、後から入ってきた女性が悲鳴のような声を上げたのでひとつ譲ってさしあげた。一人で切り盛りしている店なので予約しないとすぐになくなるそうだ。
東京にいながら、秋から冬へ移り行く季節を感じたよい一日でした。



# by tatsuokotaki | 2017-11-08 23:30 | Trackback | Comments(0)

ニコライ堂のバザー  2017/10/28

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仕事の前にニコライ堂のバザーへ。テントでボルシチを食べて、ルーマニアのドラキュラ・ワインと王室御用達のシャンパンを購入。2本で3000円なり。

穂高でコーヒーを飲んで帰宅、午後は暗室です。
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# by tatsuokotaki | 2017-10-28 12:55 | Trackback | Comments(0)

学生街の喫茶店  2017/10/5

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ボクが大学に通っていた頃から変らずに営業している御茶ノ水の喫茶穂高。建物はビルになったけれど、内装は昔の面影を残している。昨今の若者は向かいのスタバに行くようで、店内はサラリーマン風の中年男性が多い。御茶ノ水駅も現在大規模な改築工事が進んでいて、聖橋も補強工事の真最中。朝のすいている時間に、この店の窓辺の席で珈琲を飲むのが好きだ。
# by tatsuokotaki | 2017-10-05 23:33 | Trackback | Comments(0)

北温泉 2017/9/18

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イギリスの撮影旅行で長距離をドライブしたせいか、帰国してから腰痛がひどくなった。週末を利用して腰痛に効き目があるという那須の芦野温泉で二泊三日のプチ湯治。朝昼晩と温泉に入って、足うらマッサージもしてもらった。急に効果は出ないけれど、疲れがどんどん出てくる感じで、横になるとすぐ眠くなる。
東京に帰る日には久しぶりに北温泉にも立ち寄って、天狗の湯にも入った。
相変わらず裏山から熱い湯がごうごうと湯船に注がれていた。秘湯ムードは以前と変らないが、この温泉はやはり急な雪道で尻もちをつきながら冬に訪れるのが似合っている。
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# by tatsuokotaki | 2017-09-26 13:42 | Trackback | Comments(0)

アルチンボルド展    2017/9/21

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招待券をもらっていたのに、旅行していて終了間近になってしまったアルチンボルド展へ。マニエスリム絵画は好きな分野だが、なかでもアルチンボルドの存在感は群を抜いている。見応えのあるよい展覧会でした。
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西洋美術館を出て上野公園をぬけて桜木町の古民家のパン屋さんによって、ついでにオーギョーチも買って観光客気分で”カヤバ”でコーヒーと卵サンドで休憩。
谷中は外人ばかり目に付く。不忍池を抜けて久しぶりにデリーでカレーを食べて帰宅した。
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# by tatsuokotaki | 2017-09-21 22:40 | Trackback | Comments(2)

パリ日記 2017/8/9

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今回のパリのベースキャンプ。写真だと見栄えはよいですが、古い建物でもちろんリフトはありません。でも日本式2階なので出入りは比較的楽です。サンジェルマン・デプレ教会の道を挟んだ向かいなので交通の便はよく、カルフール(スーパー)やPAULも近くにあります。
ここ数年、旅の宿はいつもキッチンつきのアパートを借りています。ホテルより部屋が広いし、メイドさんも入ってこないので気が楽。好きなときにお茶が飲めてソーメンだって茹でられます。日本のように簡単に外食がしにくいヨーロッパではこの方法がいまのところ気に入っています。

# by tatsuokotaki | 2017-08-11 02:00 | Trackback | Comments(2)

 パリ日記 2017/8/8

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カフェ・ドゥ・マーゴのボーヴォワールの定席で空を見ながら雲待ち。
サンジェルマン・デプレ教会前の屋根の上のアポロンを撮るため、パリについてからずっと空のいい状態を狙っているけれど、なかなか思うような雲が出てくれない。
昨日も一日の天気が非常に不安定で、昼の撮影から戻って夕食後に夜の撮影に出かけたとたんにどしゃ降りの雨。ずぶ濡れでアパートに戻ってきた。
今日は朝から平坦な曇り空。あ~、また天窓に雨粒が落ちてきた。もうしばらく粘るとするか…。

# by tatsuokotaki | 2017-08-11 01:15 | Trackback | Comments(0)

パリ日記 2017//8/7

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# by tatsuokotaki | 2017-08-10 06:58 | Trackback | Comments(0)

 パリ日記  2017/8/6

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2年ぶりのパリ。テロの影響なのか観光客も少なく、バカンス・シーズンも相まって街はとても静かで平穏だ。ヨーロッパは暑いと聞いていたけれど、涼しくて街歩きには最高の気候。メトロを極力使わずに、毎日歩いて撮影を続けている。
今回もサンジェルマン・デプレにアパートを借りた。デプレ教会の道を挟んだ向かいあたりなので、どこに行くにもアクセスはとてもいい。
一週間ほどパリで撮影して、その後イギリスへ移動します。

# by tatsuokotaki | 2017-08-07 15:18 | Trackback | Comments(0)

Angel's Ladder  2017/7/31

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美しい夏の光が、音楽を奏でるように降りそそいでいた。



# by tatsuokotaki | 2017-07-31 01:10 | Trackback | Comments(0)

写真のある生活  2017/7/24

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一枚の写真には写真家の人生がつまっています。人の心を打つ作品は決して小手先で創りだすことはできません。写真家は蚕の糸を紡ぐように、自分が生きた人生から一枚の作品を生みだします。

日々の喜びや悲しみ、そして時に苦しみや憎しみまで、様々な感情の軌跡が作品に昇華されたときに初めて優れた写真が生まれます。それらの作品は美しい花や風景のこともありますが、悲しみや苦しみから生まれた作品が人の心を震わせたりもするから不思議です。

写真という媒体を使えば、誰もが容易に自分だけの物語をかたちにして残す事ができます。その一枚の写真は、あなただけが語ることができる物語を内包しています。

日々の暮らしに疲れて、単調なリズムから抜けだしたいと思う時は誰にもあるのではないでしょうか。そんなとき一台のカメラがあれば、いままで見たことも、経験したこともないような世界に旅をすることができます。

ボクは写真家という職業についたことをいまとても幸せに感じています。

写真のある生活って素敵だと思いませんか?


写真展「LIFE 写真のある生活gallery bauhaus

~7/25(土)迄 http://www.gallery-bauhaus.com



# by tatsuokotaki | 2017-07-24 19:57 | Trackback | Comments(0)

 ブルーベリー・タルト  2017/7/13

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大鹿村の赤石荘Tさんが大粒のブルーベリーをたくさん送ってくれた。
妻が奮闘して、軽井沢万平ホテルのレシピでブルーベリー・タルトに挑戦。
ヴェネツィアの夏を想い出しながら、カフェ・ラヴェーナのカップで
エスプレッソ・コーヒーと共に食す。


# by tatsuokotaki | 2017-07-13 21:01 | Trackback | Comments(0)

 LONDON  2017/7/7

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# by tatsuokotaki | 2017-07-07 02:08 | Trackback | Comments(0)

アーティチョーク  2016/6/26

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撮影用にとり寄せたアーティチョーク。少し時期が過ぎて開いていますが、これはこれで造形的にはなかなか面白い。
撮影に使うものをとり分けて、残りは大鍋で茹でて食用にしました。この写真の倍ほどの量があってわずか1500円という安さ!
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茹でたアーティチョークはガクの付け根部分を歯でしごくようにして、オリーブ・オイル、レモン、塩、またはマヨネーズなどを付けて食べます。
最後の芯の部分はホクホクとした食感でやみつきになる美味しさです。

# by tatsuokotaki | 2017-06-27 00:24 | Trackback | Comments(0)

 梅雨の一日  2017/6/11

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Marks&Spencer の古いマグカップで午後のティータイム。
涼しい梅雨の一日。
ベランダの紫陽花が満開だ。

# by tatsuokotaki | 2017-06-16 14:50 | Trackback | Comments(0)

水面 2017/6/15

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# by tatsuokotaki | 2017-06-15 01:35 | Trackback | Comments(0)

「砲丸」   2017/6/12

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# by tatsuokotaki | 2017-06-12 06:53 | Trackback | Comments(0)

ゼラチン・シルバー・セッション展 2017/5/6

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六本木AXIS GALLERYで開催中のゼラチン・シルバー・セッション展に出展しています。49人の写真家が撮り下ろしたポートレートの写真展。デジタル写真全盛の時代ですが、フィルムと印画紙の魅力をもっと多くの人に知ってもらって、後世に伝えていこうという展覧会です。
ボクはルネ・ラリックのガラス作品「バッカス」を配したポートレート作品を出品しています。展示中の作品をウェブサイトで見せるのもどうかと思いますが、チェコ製の印画紙fomatoneで仕上げた美しいプリントを、ぜひオリジナルで見ていただけたらと思います。
5/7(日)迄ですが、gallery bauhausに招待券10枚ございます。先着順となりますが、興味のある方はぜひいらしてください。
# by tatsuokotaki | 2017-05-06 00:27 | Trackback | Comments(0)

 筍とクレソン  2017/4/25

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 伊豆の友人Shuさんが旬の食材、筍、クレソン、甘夏、レモンを送ってくれた。
 筍は煮付けて、クレソンはローストビーフと共に食した。
 胡桃をちらしたクレソンは、茎の部分も新鮮で生気に満ちた美味しさだった。
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# by tatsuokotaki | 2017-04-26 13:32 | Trackback | Comments(0)

 壷屋のビスケット    2017/4/25

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本郷にある壷屋総本店は、寛永年間創業の江戸で最初の菓子店だそうだ。この店はもなかで有名だが、先日ためしに買ってみたクッキー(ビスケット)がすばらしくおいしい。3種類ほどある中で、写真のものは昔の英字ビスケットのようにいろいろな形のものが入っていて、味もそれぞれに違っている。
添加物一切なし、自家製で素朴だが実に味わい深い。京都の老舗村上開新堂のクッキーもこんな感じだが、値段はこちらの方がはるかに安い。
店主いわく、クッキーではなくヨーロッパ風にビスケットと呼ぶそうだ。クッキーとビスケットは本来同じものだが、日本では糖分や油分が多いものをクッキーというらしい。
本郷の同じ通りに“竹仙”というあられ屋さんがあるが、両店とも老舗の名前にあぐらをかかず、地道に味を守り続けている姿勢は思わず応援したくなる。

*容器はこの店のものではありません。
# by tatsuokotaki | 2017-04-25 01:32 | Trackback | Comments(0)

 ゴロワーズって知ってるかい  2017/4/24

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80年代くらいまでのパリの香りといえばこれでした。飛行場やメトロ構内でこの臭いを嗅ぐと、「あ~、パリに来たんだ」と感無量になったものです。
その後、世界的な禁煙ムードに伴いゴロワーズやジタンを吸う人も少なくなったようで、パリに行ってもこの香りにめったに出会わなくなりました。
当時を知っている人にとっては懐かしい香りではないでしょうか。
# by tatsuokotaki | 2017-04-24 00:34 | Trackback | Comments(0)

 東京造形大学跡地 2017/4/20 

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八王子に撮影に行った帰りに、八王子城跡の東京造形大学があった場所に行ってみた(現在は移転)。ボクは造形大の3期生なので、当然ながら入学時に4年生はいなかった。それゆえ一学年15名ほどの写真科の学生は学年をこえて付きあいをしていた。
当時の造形大は写真科に石元泰博、大辻清司、東松証明、高梨豊、奈良原一高、松本俊夫、蓮實重彦、他の学科には桑沢洋子、杉浦康平、田中一光、木村恒久、磯崎新、佐藤忠良など、そうそうたるメンバーが教えに来ていた。それも昨今よくある名前だけ連ねて年に数回の授業というものではなく、毎週しっかりと高尾の山の中まで授業をしに来てくれていた。当時藤沢に住んでいた石元泰博氏はたぶん朝5時起きくらいで大学に通っていたと思う。
ボクも卒業後4年ほど非常勤で写真科の授業を受け持っていたことがある。そのあと校舎が移転してからこの場所に来るのは始めてで、28年ぶりということになる。
記憶を頼りにやってきたが風景が様変わりしていて場所が特定できず、昔からあった墓石屋さんに聞いてようやくたどりついた。
話に聞いてはいたが、校舎は写真のように跡形もなくなっていた。大学建物は中央を流れる沢をまたぐかたちで建てられていて、中央の吹き抜けから下を見ると沢の流れが望めた。
以前のブログにも書いたが、この吹き抜けにロープを渡して綱渡りをした写真科の学生がいて、一人目はうまく渡りきったのだが負けじと挑戦したE君は途中で力尽きて沢まで転落した。ボクは上から見ていたのだが、沢に落ちて気を失ったE君のズボンの内側が縦に裂けていて、衝撃の強さを感じさせた。
救急車で病院に運ばれたE君だったが、心配して見舞いに行った友人が「あの野郎病院で口笛吹いてやがった」といって怒って帰ってきた。沢に至る斜面が柔らかい土で、それがクッションの役割を果たしてE君は事なきを得たようだ。ズボンは最初から破けていたということだった。彼は卒業後、日本デザインセンターの写真部に入社したが、後年自殺していまはいない。
夕暮れの風景に佇んで、しばしそんなことを想いだしていた。
人は誰もが自身の原風景を持っていると思う。学生時代に写真を学んだこの場所は、確実にボクにとっての原風景のひとつである。それが存在しないことはちょっと寂しい気もするが、失われた風景への無常観もそれはそれで悪くない。過去を知る者にとっては意味のある風景も、ハイキングコースにやってくる人たちにとってはただの自然なのだろう。
せっかく来たので大学の裏山の八王子城跡に始めて行ってみたー在学中は行っていない。北条氏照の居館のあった場所が御主殿跡とよばれ、礎石や石垣の一部が史跡として保存されている。氏照は趣味人だったようで、案内板を読んでいたら「中国から輸入された五彩で華やかなお皿で、領国内から採れたアワビやサザエなどを食べたり、ベネチアで作られたレースガラス器や信楽焼きの花器を飾り、そのもとでお茶をたしなみ、枯山水の庭を眺めてお酒を飲んだ」とあった。学生時代にはそれこそ思いもよらなかったが、ここでベネチア・ガラスが出てきたのには少なからず驚いた。八王子市に展示があるのならぜひ見てみたいと思う。
ボクの写真人生は、この場所で入学時に親に買ってもらった一台のニコンFから始まった。
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        当時の東京造形大学校舎
# by tatsuokotaki | 2017-04-20 17:15 | Trackback | Comments(2)

 クルミ割り 2017/4/19

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信州で手作りのクルミ割りを買ってから、リスみたいに毎日クルミばかり食べている。キッチンのテーブルには常時信州のクルミを入れた鉢がおいてあるので、コーヒーやウイスキーのつまみにしたり、食事の際はサラダに割って入れたりしている。
なにより割るのが楽しくて、味も剥いて売っているものより香りがあってはるかにおいしい。そのうちリスみたいに尻尾がはえてくるかもしれない。
# by tatsuokotaki | 2017-04-19 19:55 | Trackback | Comments(0)

 谷中銀座をぬけて 2017/4/16

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地下鉄千代田線がまだなかった頃、JR日暮里駅から谷中銀座をぬけて団子坂の上にある高校に通っていた。勉強はちっともしないで、PPM(ピーター・ポール&マリー)のコピー・バンドを作り大学生が主催するジュニア・ジャンボリーというコンサートによく出かけていた。
当時、大学生だった小室等や黒澤明の息子の黒澤年男、マイク真木などがそのコンサートに出演していた。PPMの来日公演はいつも最前列で観ていた記憶がある。いったいどうやってそんな席を確保していたのだろう。半世紀も前の霧の中に浮かんだ風景のような話だ。
日暮里駅そばの甘味処“花屋”や谷中銀座の川魚店“福島屋”はいまも健在。この店にたしか双子の美人姉妹がいたがどうしたかなぁ。
休日の谷中はまるで観光地並みの混雑で、外国人に大人気のようでした。
# by tatsuokotaki | 2017-04-16 21:10 | Trackback | Comments(0)

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